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生地のデザインについて 【チェック】

今回はチェックのお勉強です。

柄としては日常に溶け込んでしまって何気なく使っていて特に気にも留めてないかもしれません。それでもよく見てみると色々なチェックがあって、なんという名前のものか知らないものも結構多いです。

タータン・チェック(tartan check)
生地のデザインについて 【チェック】
いまや女子高生の制服の代名詞とも思われているこの柄(笑)、実は伝統ある柄なんですね。スコットランドのハイランド地方で発達した特徴のある格子柄。その由来はスコットランドのクラン(一族)に伝わる家紋のようなものでした。各クランがオリジナルの柄を持ち、英国紋章院に申請し登録されたものだけがクラン・タータン・チェックどして公式のものとなります。今でも毎年沢山の新しいデザインが生まれ、7000種類以上もの柄があると言われています。ブラックウォッチもこのチェックの仲間です。

ピン・チェック(pin check)
生地のデザインについて 【チェック】
ピンヘッド・チェック、ニート・チェック、タイニー・チェック、ミニアチュア・チェックともいわれます。微塵格子といわれるほど細かいってことですね。ピンの頭を並べたようだということです。

アーガイル・チェック(argyle check)
生地のデザインについて 【チェック】
菱形と細い斜め縞によるチェック。スコットランド西部のアーガイル地方にちなんだ名称です。クラシックなアーガイルは3色で、細い斜め格子とダイヤ形で構成される左右対称の格子柄。基本的に3色配色のアーガイル・セーターは、スコットランド独特の伝統的なセーターとして有名です。アイビー・ルックのワードローブの重要なアイテムとしても利用されていますがこれもやっぱり日本の学校の制服によく見られますよね(笑)。靴下にも使われることが多いです。

バーバリー・チェック(burberry check)
生地のデザインについて 【チェック】
人気ブランド「バーバリー」のコートの裏地に使われたことから、その名がついたバーバリーチェック。ブランドの象徴として浸透していますね。このチェック模様は1924年にバーバリーのトレンチコートの裏地に使用されたのが最初で、当時は、ウインドーペーンといわれるチェックが多く使用され、バーバリーチェックは「カントリー・タータン」と呼ばれる柄からアレンジしたもので、公募で決定したそうです。商標登録してますので勝手に使えません(泣)。

グレン・チェック(glen check)
生地のデザインについて 【チェック】
正式にはグレナカート・チェックといいます。スコットランドのアーカートという地の谷間(グレン)で織られたところからついた名称で、千鳥格子がモチーフになっており、大小組み合わせてこまかい千鳥格子とヘアライン(髪の毛のように細い線)の小さいチェックの組合せで成り立ってます。英国イギリスで19世紀の初めに考案されたそうです。

オーバー・チェック(over check)
生地のデザインについて 【チェック】
小さいチェックの上に、大きいチェックを重ねた柄のことをいいます。シェパードチェック、グレンチェックの上に違った色の大きいチェックを重ねるのが一般的ですかね。オーバープラッド、越格子(こしごうし)とも呼ばれるそうです。ダブルチェックとはいいません(笑)。

シェパード・チェック(shepherd check)
生地のデザインについて 【チェック】
白地に黒い小さなチェックが基本。今ではいろんな色も使われるようになりましたが、羊飼いを意味するシェパードの意味で、スコットランドの牧羊家がはじめて着用したことに由来するそうです。チェックパターンとしては、2色の構成でギンガムチェックと非常に似ていますが、交差していない所に斜めの地色の線が入っているのが特徴です。このパターンで複数色を用いている場合ガンクラブチェックと呼ばれています。

ガンクラブ・チェック(gunclub check)
生地のデザインについて 【チェック】
地色に二色使いの二重シェパードチェックのこと。イギリスの狩猟同好会の会員の制服に用いられたことからそう呼ばれています。単にクラブチェックとも呼ばれます。

ハーリキン・チェック(harlequin check)
生地のデザインについて 【チェック】
道化役(ピエロ/ハーリキン・ハーリクィン)の衣装によく見られる菱形を用いた柄のことで、ダイヤというかそろばんの玉の模様が特徴です。

ギンガム・チェック(ginghum check)
生地のデザインについて 【チェック】
チェックのなかではもっともシンプルな柄じゃないですか?白と他の色の2色を組み合わせたチェック。当初はストライプ柄をギンガムと呼んでいたそうで由来はハッキリしていないみたいです。爽やかでかわいらしいイメージのチェックの代表格です。

タッタソール・チェック(tattersall check)
生地のデザインについて 【チェック】
ロンドンの有名な馬市場を創設したリチャード・タッタソールにちなんで付けられたそうです。白地に2色の線が交互に入っている単純なチェックが特徴で、白地に赤・黒、白地にイエロー・茶などの配色が代表的ですね。

ウィンドー・ペーン(window pane)
生地のデザインについて 【チェック】
窓枠のような四角形のチェック柄。大きさはさまざまで、ヨコ縞タテ縞が1色使いで同じ幅のラインが交差する柄が主。英国カントリー調の伝統柄でもある。

マドラス・チェック(madras check)
生地のデザインについて 【チェック】
インド東南部の港町マドラス発祥といわれるチェックで、グリーンや黄色、オレンジといった色合いを基調にしているわりと激しい色調のチェックです。

ドックトゥース・チェック(dogtooth check)
生地のデザインについて 【チェック】
別名ハウンズ・トゥース、日本では千鳥格子として知られています。犬の牙に似たチェック(とも言いにくいですが一応チェックカテゴリー)のことで、近年はわりと大き目のものがはやっていたのを覚えています。

もちろんこれだけではないのですが代表的なものだけでこれだけ出てきます。

素材によって出来ない柄というのも今はほとんどないでしょう。結構伝統的なものなんですね、チェックって。

チェック好きな人は結構いると思いますが意識して見るともっと違った自分の可能性も見えてくるんじゃないですか?


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