オオサカジン

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そりゃ毛も抜けるわ(そのうちわかります) その2



イタリアに着いて一年はシエナというトスカーナの城壁に囲まれた古い街に住んでいました。
文化の違いがあるので今思えば笑い話や思い出話として話も出来るけど当時の僕は毎日が困難との闘いでした。怒りと憤りが語学上達のモチベーションアップにつながっていたのは間違いなく、トラブルのあったカメラ屋に文句を言いに行くのにイタリア語でノート3ページは準備していったり、郵便局や大学に交渉しに行くのに『こう言われたらこう言い返す』ストックをいつも持って行ってました。不思議なことにそういった人とは最終的に良い関係になれていたと思います。先日載せた写真のカンポ広場はその行き詰った気持ちをほぐしてくれる大切な場所です。
そのカンポ広場で年2回(あんなにでかい行事なのだから一回でいいと思うのに)行われる鞍の付いてない馬のレース、『IL Palio』(パリオ)を見に行った時の写真です(だんじりと一緒、町と町(16町だったかなぁ)で命を書けた決闘です)。7月と8月にあるのですが7月のものに行きました。当時は時間も余裕があったので友達と様子見ながら15時くらいから広場の真ん中でカードゲームをしながらスタートまで待ってました。スタートは夜8時です。炎天下の中半裸でカードゲームが出来ていたのも若かったからでしょうか(笑)。噂には聞いていましたが次々と人が広場に入ってきてそのうち入り口が制限されて入場できなくなる人も!一番いい場所を確保していたつもりだけど押されていって馬の走るところから離れてしまってもう何が何かわからない・・・(続く)