オオサカジン

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ココメロ?アングーリア?どっちもスイカです


イタリアじゃフルーツが安かったので毎日のように大量に食べてました。お菓子やスイーツ系のモノを買うより断然安いのでチョット日本の物価の感覚では目にする機会が全然違います。

僕が働いていたお店でも季節ごとに大量に仕入れてくるものが溢れていました。通常のベースに使われていたリンゴやバナナ、キウイなども当然ですがつまみ食いしても全くわからないのでよく頂いてました。

イタリア語でスイカを『Cocomeloココーメロ』や『Anguriaアングーリア』といいます。地域によって使い分けているのでしょうか、方言なのか。ローマでは両方通じていましたが。

夏前ぐらいからびっくりするほど大きいスイカをオーナーがベスパの足元に2段重ねで買って来ていた姿は今でも忘れられません。向こうのスイカはいわゆる俵型で、日本だと黒部スイカと呼ばれる富山の名産のスイカのような形をしているものがほとんどでした(地域にもよるのかもしれませんが)。
チューブ型をしているので切り方が丸のスイカと違います。丸のスイカで多く見られる切り方は三日月形に8から16等分しているのを見かけますが、輪切りにしてから半分、もしくは4等分してナイフとフォークで食べるのがイタリア流です。

日本に帰ってきてもスイカを食べたい気持ちは薄れることはないので夏になるとよく買いに行くのですが、一番の問題は『重量』です。要は重たいんです。

たくさん食べたいので丸のまま買ってきたいけど我が家の手段はバイクか自転車しかありません。命がけで買いに行ったことも何度もありますがもう大人なので最近はネットで買ったりしてます。

ところが卑しさは変わることがないので安く大量に買えるとなると欲張ったりしたくなるので色々考えた結果。

スイカ1

去年の夏に食べたスイカから採れていた種を洗って乾かしておいてあったものを数日水につけて戻し?たあといろんな人のブログを見て植えておいたものが1週間かけて芽生えてきたのです!

スイカ2

このためだけに用意したプランターに植えてみたのですがどういう環境が適しているのかわからないので、先住民のいちぢくの鉢にも植えておいたものも出てきました。

スイカ3

こんなにたくさん植えてどうすんねん、とツッコまれそうですがこれから元気な子を残して間引いていくのでとりあえずたくさん種を蒔いておいたんです。

実家で祖父らがスイカを作っていたので何となく記憶にある成功体験と現代の情報網を駆使して小学校以来の植物成長日記をつけていますのでどこまで行けるかわかりませんが先ずは実をつけるとこまで(大きさはさておき)頑張ります。

ベランダでどこまで行けるかなぁ。

楽しみです。






こんな状況ですが前向きにイタリア語講座


世間ではニュースで僕が愛するイタリアのことがあまり好まない状況で目にするようになっていて心が痛みます。

家から出られないうえに情報もそれほど正確でないまま数日を過ごしているといろいろ疑心暗鬼にもなってくるようです。

今まで年に1,2回連絡してくるかどうか位の付き合いの友人からさえ毎日日替わりでメッセージが届きます。

それのほとんどが日本は特効薬があるから落ち着いているんじゃないの?もし効くのなら送ってくれないか?

等、藁にもすがるような悲痛なメッセージで僕も気分が滅入ります。


幸いにも知っている友人の中にはまだ罹患者はいませんが予断は許しません。


それでも毎日これだけのイタリア語が話されている動画が回ってくることもないでしょうからちょっと解説してみようかと。

※1番、3番、4番目に出てくる方々の言っていることを起こしました。間違っているところもあるかもしれませんがだいたいあってると思うのでご了承ください。

https://youtu.be/HWfpY-9ykeo



"Mi arrivano notizie che qualcuno vorebbe preparare la festa di laurea.Mandiamo i Carabinieri, ma li mandiamo con i lanciafiamme..."(誰か知らんが大学卒業記念パーティを催そうと計画しているという話を聞いたのだが、我々はそこに火炎放射器を持った憲兵隊を派遣しようと思っている)

恐ろしくドスの利いた声で話すのはカンパーニアのデ・ルーカ知事。本当に送りこめるわけはないのですが脅しの手段としてありがちな表現ですね(笑)。

『火炎放射器』なんて本気で思っているわけではないでしょうがイタリア人の例え方(ある意味冗談)の振り切り方の傾向がよくわかります。

"Ma dove cazzo andate a fare la fila alle poste per fare le ricariche, per fare prelievi agli sportelli. Dove andate con questi cani che c'hanno la prostata infiammata? Dovete stare a casa! Non avete capito che la gente muore, piu' di 400 persone al giorno stanno muorendo, Muorendo! E allora..."(どこに行こうとしてるん!?郵便局に携帯のチャージしに行くためか?ATMで金を引き出すためか?興奮した犬のようにどこに行こうとしてるんだ!?家にいろ!毎日400人以上の人たちが死にそうになってるんだぞ!死にそうに!)

興奮してますね。当然ですが過激な口調じゃないと緊張感も伝わりません。グアルド・ダディーノの市長です。
ricariche→単数形ricaricaは充電するという意味と、イタリアの携帯電話料金の支払いはプリペイドもあるのでそちらの意味のチャージもあります。前立腺という単語も普段の会話であまり聞かないのでこの機会に。

"Non e' previsto il ping pong, non potete giocare il ping pong,andiamo! Alla Playstation! Siccome io sono il Sindaco di questa citta', di citta' il decreto lo faccio rispettare io. Se ne deve andare adesso,non voglio nessuno.Tutti, dovete stare tutti a casa,deve andare a casa adesso, altrimenti viene la Polizia, e se la porta di peso a casa in questo momento. Andiamo!(私がこの町の市長だ!法令は私が順守させる!すぐに帰ってください!ここには誰もいてほしくない!みんな家に帰らないと!今すぐ!さもないと警察が強制的に連れ帰りますよ!)

若者相手に結構丁寧に話してますがだいたい同じことを言ってます。バーリの市長です。WiiでもなくXboxでもなくPlaystationなところが世代を感じさせる表現かもしれません。言われているお兄さんもボケた感じで向こうのわからずやな感じが聞き取れます。


"Non si puo' stare in mezza la strada, come volete vi devo spiegare, non si puo' stare! A casa! La mazza, le fidanzate con la mazza, ci vuole..."(ここに居てはいけません!なんと説明したらわかるんですか!ここに居てはいけません、家に帰りなさい!※※※が必要だよ、ほんとにもう…)

※のところを文字通りに訳すと『バットがいるよ、バットを持った恋人たちの…』ですがたとえの表現だと思いますので『追い払うための強いアイテム』ということでしょうか。市長の苦悩がうかがわれます。


もうね、5番目の人は興奮して方言で喋ってるので後半は聞き取れません(笑)。家から出られないから訪問美容師に来てもらおうとしていた人のことを怒っているのでしょうが、家から出なくても複数の人に接触している人が家に来ることを理解していない事に苛立っているのでしょう。

6番目の人は割とゆっくり丁寧に話してますのでわかる人も多いでしょうから割愛します。ご質問あれば受け付けます。




日本も今は大変な時期に変わりはありません。


彼らと同じように、危機感をもって『世界の試練』に静かに立ち向かうために少しだけ耐えたいと思います。


RIMANETE A CASA!!!!!






ゴーンさんとビーンさんとイタリア語


ここしばらく世間を賑わせているゴーンさんですが、そのタイミングでどういうことなのかわかりませんが

【ゴーン イズ ゴーン】というゲームが出た、とネットで流れてきました。

お分かりの方もいるでしょうが、英語の過去分詞の使い方が苦手な方に上手に解説している記事を読んで思い出したことをメモ的に記述してみます。

ゴーン Has gone to レバノン(ゴーンさんはレバノンに行ってしまった)『行為』

ビーン Has been to レバノン(ビーンさんはレバノンに行ったことがある)『状態』

上手いこと例えるなぁ、と感心していたのですが非常にわかりやすい例なので覚えておいて損はないです。


『行為』と『状態』の違いが分かればなんということはないのです。


『状態』と言われても、な方は『経験』でも良いでしょうか。






そこでです。いわゆるBe動詞の使い方が今回のキーポイントです。


ゴーン Has gone to レバノン は現在完了形。
ゴーン Is gone to レバノンとは言いません。

文法的に間違っているという指摘をされているブログもありました。yahoo知恵袋とかでも(笑)。


ところが同じような違いを例として出していたのが

He is dead.(彼は死んでいる)
He has died.(彼は死んだ)

言葉って不思議なのがHe was deadで過去形になると『彼は死んでいた(はずだ)』になって、じゃあ死んでないってこと?の意味が出てきます。

これが『状態』を表現するってことですかね。


ご存じのように過去分詞というのは形容詞の意味になり得ます。

『なり得る』というのは既成事実という感じで『正しくないかもしれないけど間違ってないかもしれない』、まるでかまいたちのネタのようですが(笑)。



なので上記の『ゴーン Is gone 』は『逝っちゃってる』『もう終わり』に近いかもです。

この文の後に目的地があると少し違和感がありますが、単純に『ゴーン Is gone 』であれば意味は通じると感じます。





イタリア語でも微妙な表現の違いを使い分けきれてない人も多いです。それは英語とイタリア語の助動詞の使い方が若干違うのでさらに難しく感じるのでしょう。

Lui e' andato in Francia(彼はフランスへ行ってしまった)
Lui e' stato in Francia(彼はフランスに行ったことがある)

まぁ、あんまりこんなこと言うこともありませんが(笑)この違いと同じです。

回数を加えたり時間を付け加えたりすると上の表現でも『経験(状態)』になります。

Lui e' andato in Francia una volta.(彼は一度フランスに行った(ことがある))
Lui e' andato in Francia due anni fa.(彼は2年前にフランスへ行った)



助動詞の使い方はまた違う機会に。





イタリア語のススメ その④


最近ちょっと凝ってるYoutuberがいるんですよ。

有名になっているので知っている方も多いでしょうが『虹色侍(にじいろざむらい)』という2人組の音楽ユニットです(正確には編集してる人も含め3人らしい)。




正直本気で音楽をやっている人からするとふざけすぎなところはあるのかもしれませんがレベルはかなり高いです。

音楽技術の素地、エンターテイメント性も完成度高いので楽しんで視聴しているというより感心して見てます。


これはその中でもお気に入りの『ギャル語だけで歌を作ってみたらマジ卍【虹色侍の即興作曲】』というタイトルですが、見れば見るほどふざけてるのがわかります(笑)。

僕が聞いたこともないような単語ばかりですがモノによっては想像ができたりするので、まだまだ頭が柔らかくいられているのかと安心しておりましたがやっぱりググる対象になる言葉もあるんです。

僕の世代でも新しい言葉や造語なんかもありましたが大体が駄洒落や語呂合わせなんかから来ているので今もそう変わりありませんね。答え合わせすると意外と『しょーもな』な理由が多かったりしますが感心させられることも多いのです。


『すこ(好き)』は流れがないところでいきなり言われるとわからなかったでしょうね。『ファぼる』や『リムる』などはSNSをやっているからこその知識だったかもしれませんが。

『最&高』と『やばたにえん』は乗りで出て来たんでしょうが『どうしよ平八郎の乱』はググりました(笑)。単純な語呂合わせなのに彼らの歌詞の中では意味のあるものに感じたんです。

『フロリダ(風呂に入るので一旦離脱)』は上手いなって思いましたが、更にそのあと続く歌詞が韻を踏んでるんで彼らの底力というか才能を感じます。





まあ、その辺の解説は観てもらえたら不要なんですが、これが今回気になったキーワードです。

『エンカする』



これもググりました(笑)。


Encounter(英) : エンカウンター(遭遇する)という意味なんですが、なぜこんなところに若者たちが使うようになったのかというと、

” "遭遇する"という意味の "encounter(エンカウンター)"から派生した和製英語で、ゲームオタクを中心に"出会う"という意味で使われるようになった。 この場合は待ち合わせて会うのではなく、広いエリア内で"偶然出会った"という意味合いが強い。”



オタ言葉でした(笑)。




そこになんで強い違和感、いや、逆に共感を感じたのかずっと考えていました。

『遭遇する』『出会う』・・・・・イタリア語の『Incontrare(インコントラーレ)』と語源が同じなのではないか!とふと思い当たりました。




彼らはまったく気にしてないでしょうが、虹色侍とイタリア語がインコントロする点を発見した喜びを皆さんに伝えたくて(笑)


Youtuberからも学ぶことが多いと気付かされた今日この頃です。









イタリア語のススメ その③


スペイン語圏の知り合いも多いし、バルセロナに行ったときに生のスペイン語をたくさん聞いてきたはずなのに今まで知らなかった衝撃の事実。

【スペイン語にはBとVの発音の違いは(基本的に)無い】


とのこと。


スペイン人から聞いた話なので否定は出来ませんがちょっと屁理屈こねてみましょう(笑)。




よく言われることですが、日本人の大多数の人は『V』と『B』、『L』と『R』の発音を使い分けるのは苦手です。

正直僕もこだわりが強くて失敗したり間違えたりしてきましたがその分自分なりの聞き分け使い分けが出来るようになったと思ってます。

外国語を日本語で表記するとき(カタカナ)の基準があいまいなのはこの際目をつぶります。

バイオリンをヴァイオリンと書いても書かなくても、発音してもしなくても日本の中では受け入れられていると思います。


ところがラ行の場合は表記する際に違いすら書けません。

小学校のときにラ行をローマ字で書くときには『R』を使うよう教えてもらってます。

なぜ『L』が採用されなかったかはわかりませんが果たして根拠はどの辺りにあったのでしょう?

このページの記述を少し参考にしたいと思いますが僕の持論は少し違います。→こちら

しかし僕が至った結論は、

『日本人のラ行は【人や単語によってLでもRでもある】!』



みもふたもない言い方ですがこれは事実なのです。


普通に


『ありがとうarigatou』


と言ってみてください。

あなたはLとRのどちらで発音していると思いますか?



個人的な感覚ですと、6割5分『R』で発音している日本人がいると思います。

決して巻き舌になっていなくても舌の先が上顎にくっ着くか着かないかくらいで言ってませんか?





むしろ意識して『L』を発音するほうが難しいです。

国によっても違うから言い切れませんが、昔ブリットニー・スピアーズのミュージックビデオを見ていたときに

『LOVE』というとき、明らかに上唇の真ん中を舌先で押さえるくらいに前に出して発音している画像を見ました。ややスローな映像なので際立ってました。ほかのボーイズバンドのMVでも同じ現象を見た記憶があります。


これは正直真似出来ません。僕が真似すると『あゆぃがとう』になってしまいます。



いくつかの『日本語のラ行』で『はじめにラ行』が来るものは『L』で言いやすいものがあります。

ラーメン

リンゴ

ルビー

レンコン

ロウニンギョウ

RとLのどちらでもいけるかもしれませんが僕の感想です。

少し戻りますが『aligatou』とは発音しにくいです(僕は)。


日本語には違いをつける明確な基準がない(書き分けない、発音のとき意識していない)ので外国の人からすると不思議な感じになるのかもしれません。特に日本語を勉強している人たちにとっては。



VとBの話から少し逸れましたが、ここからが本題。

この話を聞いたスペイン人に、『じゃあVALENCIAとBARCELONAっていってみて』とお願いしてみたところかなり微妙ですが無意識に使い分けているように見えました(口元をかなり注意深く見て)。

本人が感じないくらいの違いかもしれませんが。

ちょうど日本人がLとRの違いがなく使っていると信じ込んでる人たちのように。




イタリア語にはLとR、VとBにかなり大きな違いがあると思っている人も多いですが、やはり間違いや勘違いをすることがあるのを目にしたことがあるので彼らにとっても繊細な違いがあるポイントだと思います。

この場合はRだ、Lだ、Vだ、Bだと流れや法則でわかるけど実際あいまいなことも多いのが発音。


日本人はココを慎重になりすぎている傾向にありますが、間違えても修正する能力のある国民性だと思いますので

もっと気にせず話してみましょう(結局ココ)。





イタリア語のススメ その②


街で見かけるイタリア語がそんなに珍しくなくなっているのですが、

『あれ、これって実はイタリア語?もしくはラテン語からきている言葉の変形?』って気付くことがあります。

普段当たり前のように見聞きしているのでもはや日本語の一部になっている言葉もたくさんあるでしょう。




この間何気なく電車の窓に貼ってある広告シールをみていると『オロナインH軟膏』とありました。

冬が近づくとこういった広告がボディーブローのように効いてくるのかなと感心していましたが、そこじゃない(笑)。


あまり意識してみたことがなかったのですが『ORONINE』と書いてあるんです。



英語読みだと確かにオロナインですがイタリア語だと『オロニーネ』になりそうですよね。


イタリア語がわかる方ならもうピンと来ているかもしれませんが『ORO』とは『金』です。

さすがに『NINE』はイタリア語とは違うので薬の名前の後につく専門的な言葉かと思ってました。


しかも大塚製薬だったとは知りませんでしたね。


調べるとあっさり出てくるんですが、由来はアメリカの『オロナイトケミカル』という会社名から。

元の言葉はスペイン語の『ORO NEGRO』から来ているらしく、『黒い金』すなわち『原油』だそうです。

oronegro


『オロナミンC』の名前もここから派生して出来た名前らしいです。




なので結局はイタリア語ではないのですが『ORO』に反応したからこそ辿り着けた小ネタでした。

※ ↓画像はイメージです笑

oronegro2










イタリア語のススメ その①


『横文字が多くってわからない』という感覚がよくわかるようになってきたのですが、昔の人のそれとは

自分だけは違うと思ってるのでちょっと一言。


僕の場合、外国語で言うとイタリア語が一番理解できているはずですが、

カタカナで書かれたり想定外のアクセント位置で発音されたりしたら理解するのにお時間いただきます。


英語やその他のラテン語を起源とする言語の場合、スペルや発音も似ていることがよくあるのはご存知かと。







最近『多様性』ということで世間が議論をかわしているのをよく耳にします。

それと違ったタイミングで『Diversity ダイバーシティ』という言葉を耳にしたのですが意味が重なるまで時間を要しました。

意味は大体一致します。


なぜなのか考えてみたんですが、まず最初『ダイバー・シティ』って、『はぁ?どんな都市?』みたいな感覚でした。

ヴィジュアルから入ってきたのも理由です。『ダイーシティ』と書かれていたので引っかかりました。

日本語表記のルールが明確でないので正しいとは言いませんが『ダイヴァーシティ』と表記したほうがまだ近いかな。


初めて耳から入ってきた時もやっぱり一旦切ってたんですよ、『ダイバー』『シティ』って。

その時その人が意識していたかどうかわからないけど切ってました(笑)。


それがこの間、意外なところから、『あれっ?』と思う発音が飛び込んできました。



このCMのなかでミッツ・マングローブさんが言ってるんです。多様性の話からすると彼(彼女?)が言うのは最適な

人選だったんでしょう。


ちゃんと『ダイヴァ⤴シティ』って言ってますよね(ヴァをあげる)。


そこでイタリア語に戻ってきたとしたらなんちゅーことなかったんです。



『Diversità』(ディヴェルシタ’ 最後にアクセントがある)だったら知ってたんです。すーっと入ってこなかった時に

想像力が働かなかった自分も悪いんですが、日本語を理解するのは難しいことだらけです。







ついでに言いたいのですが、これもいまどきの『ローンチ』という言葉なんです。



わかります、わかるんですが、いったい誰がこれを言い始めたんだと。

センスとか言い出すと怒られそうですが、センスないと思います(笑)。


『ロケットランチャー』とか『ランチャー』という言葉は一般的ではないにせよ耳にしたことがある人も多いはずです。

スペルが『Launch』でどちらかというと『ラァゥンチ』で『a』がアとオの間の発音になるから

『ロォゥンチ』に近いといえば近いんだけど『Lunchお昼ご飯』と混同するからそっちに寄せたのかな?

イタリア語なら『ランチャ』って車の会社知ってますよね?

基本意味はその辺りなので説明は省きますが、『ローン』と『ラン』のどちらが正しいかとか良いとかではないけど

日本語の一単語として使用されたときの見た目や音の響きとして『ローンチ』は無い(断言)。

(※あくまでも個人的な見解です笑)




気になる言葉はほかにもあります。

言葉を定義するのは難しいし無責任なことは言えませんがブログで愚痴を言うくらいは許してください笑。

異論反論聞かせてください。





言葉遊び


言葉遊びはもちろんイタリアにもありますし、韻をふんだり語呂合わせなんかもありますね。


電話番号なんかを覚えるのに『ヨイパパ4188』など言ったりしますよね。それもあるそうです。

あるそうです、というのは実は友達に『イタリア語ではこんな便利な方法で覚えたりするねんで』と

自慢げに説明されたのですが、日本のそれより遥かに『はぁ?』といわざるをえない無理やりな

音の当て方をしてたので忘れました(笑)。


イタリア語の単語は母音で終わると以前もいいましたがそれで遊んだりもしてましたね。

『Franco e' stanco, Beve vino Bianco、e' ubriaco』、別に面白くも無い文章ですがそれぞれの終わりが

『co』で終わることが韻をふんでるのでなんとなく語呂がいいというか何と言うか(笑)。








聞きまつがい


イタリア語はほとんどの単語が母音で終わってるので日本人からすると発音しやすいといわれます。

中には日本語の発音と同じものも少なくありません、意味は違ったりしますが。

『言いにくい』意味を持つ単語や発音自体が日本語にとって人前では『使いにくい』ものもあるので

障害?とまでは言いませんがイタリア語を勉強する時に困難を感じる人もいるでしょう。



日本語とイタリア語の変換の場合は『乾杯』の掛け声から『不足する』という意味の動詞まで経験された

方も多いでしょうが特に日本人がいる中での会話の中でいろいろあります。それはまた別の機会に。


イタリアで実際に聞いたことのある話で特に難しい問題としては、名前自体が違う意味を持つ場合

人前で名前を名乗ること自体が大変だったという例です。



イタリアの苗字にももちろんそれぞれ意味があります。日本でも漢字から意味を想像できるように

イタリア語も何となく想像できるものです。

僕の知ってる日本の例だと苗字が身体的特徴(髪の毛が薄い)を表現する単語と発音が同じ苗字を

持つ人が読み方を換える申請をしたそうです。日本は漢字の読み方をかえることが出来るので

解決する場合がありますがイタリアではそういうわけには行きません。



Bocchinoという単語は紙巻タバコなどの吸い口につける器具やキセルのようなものだと思ってください。

ところが別の意味で使われることが非常に多く、この知り合いの女の子は自分の名前を揶揄されるの

がいやでなかなか苗字を名乗ることが出来なかったそうです。意味がわかる人はご理解いただけるでしょう。


もしかするとそういったことは世界中であるのかもしれませんが、学校に通っていた時の先生の苗字が

『ナカムッリ』の場合には『聞きまちがい』や揶揄されていやな思いをしたことは無かったものの

ついつい反応してしまうことはありました(笑)。『リ』は『LI』ですけどね。








帽子屋 in Italiano




『帽子屋』を普通にイタリア語の辞書を引くと『Cappellaio』と出てくると思います。

『-aio』と最後につくのは『-屋さん』といったかんじで、『Tabaccaioタバコ屋』『Macellaio肉屋』などがあります。

日本語でも『-店』『-屋』と同じ事を言うのにいろいろな言い回し(正確には違うのでしょうが)をするように

『-eria』や『-ificio』なども使います。

『-ificio』は『Ufficioオフィス』と同じところから出てるのでしょうか、『-工房』だとか『-研究室』っぽく

聞こえたりもします(違うかも笑)。



当店は『Berrettificioベレッティフィーチオ』。コッポラを含めツバのついた帽子を『Berretto』とも言います。

それの専門店、パレルモの師匠Filippo Veraldiの店にもその名がついてます。

ただしやっぱり言いにくいのでBerrettificio Bar Coppoletta、略して『B.B.C.』、で覚えておいてください。

そりゃそうでしょ『べれってぃふぃーちお』、普通は舌噛みます(笑)。


https://www.facebook.com/B.B.Coppoletta

FacebookのURLもB.B.Cです、覗いてみてください。





イタリア語のごまかし方


最近イタリア語について思い出すことが多いのでつづきますが、もうひとつ。



わかりにくい概念で『冠詞』があります。きちんと言おうとすると知識だけじゃなく慣れも必要です。

単数、複数形、男性、女性形を使い分けないといけないので面倒ですね。こういったときに使えるテクニック

として文章で書きにくいのですがいくつかご紹介します。(※正しいイタリア語ではありません、念のため)



まず舌の先を上の前歯と歯茎の間につけます。口は半開きぐらい、その状態で口をすぼめないで『う』

と発音して下さい。(『あ』でも『い』でも『え』でも『お』でもいいんですけどw  ほぼ変わりませんw)

それから舌を離しながら『あ』と『う』の間の音を発音すると『ル』に近いですが若干『ラ』にも聞こえます。

そうすると不思議に 『 il 』 『 la 』 『 le 』のどの音にも聞こえてしまうんです!! 『ウッル~』もしくは

『アッル~』のように聞こえますがとりあえずその三つの冠詞を合成したようになりますので使えます(笑)。

『 i 』や『 gli 』には使えませんが。 いや、もう少し『イ』に近づけたボケた発音だと使えるかも(笑)。



僕が使っていたというわけではありませんが(こう見えても練習しましたから割とちゃんといえます笑)

いろんな人の、特に外国人の発音を見ているとこんな風にごまかしている人も少なくありませんでした。



もう一つ、これはひょっとしたら一般的なことかもしれないと思っているのですが確認してません。

人称を表す『Tu』(あなた)と『Voi』(あなた方)の使い方です。

イタリアでは比較的近い人同士では年齢や立場を気にせず『あなた』(Lei)を使わず『君』もしくは

『あなた』、もっとくだけた『おまえ』を含む『Tu』を使うことが多いようです。

ただし、遠慮や配慮を考える人はいきなり『Tu』は使わないでしょう。かといって『Lei』だと堅苦しい

と感じる場合もあります。そういったときは、たぶんにして相手一個人ではなく相手の家族、もしくは

相手を含む組織、グループとも仲良くなりつつあるといった状況にある場合です。

そういった言い方は『あなた方』というより、『そちら』『お宅ら』のような漠然とした表現になるので

ぼやかすことが出来ます。そのうち、相手の言い方を聞きながらそれに言い方をあわせるというの

スマートかもしれません。

が、こんなこと考えているのは日本人だけかと思ったりもしますが(笑)。


本当に1対1の場合はあまり使えません(笑)。


実際見ていいなぁ、と思った例。

60歳くらいの女性に初めて会った30歳くらいの男性が会話をしている間に盛り上がってきて、

途中で『Posso dare "Tu”?』(あなた(Lei)ではなく君(Tu)って呼んでいい?)と言ったことがあります。

断りを入れましたが、親しみをこめて相手に近づきたい時はそう言ってみたほうが相手も好感もてる

だろうなぁ、って思いましたね。


以上、イタリア語を勉強していない人はわかりにくい話でした(してても?笑)





イタリア語の言い回し


僕もいろんな困難にあったことはあります。ええ、イタリア語を覚えるにあたってのことです。



いろんな言い回しがありますが、基本日本語から訳したように話そうと思うので伝わりにくいことも多々あります。


『慣用句』というものがありますがイタリア語でもまさに『慣れて用いる』言いまわしがあります。

そんなに複雑ではなくてもたとえば、『手伝う』→『手を貸す』なんかもその一つかと思われます。

『Aiutare(助ける)』を使うことは何もおかしいことなく普通の訳ですが『ちょっと手伝う』ときには

『Dare una mano(手を与える→手を貸す)』を使います。軽い感じになるでしょう?


慣用句というのとは少し違うのかもしれませんが『寝る』というときにもいろいろあります。

『睡眠をとる』か『横になる』か、はたまた『セックスする』まで『寝る』は含むことができそうですので

正確に言うときは言葉を選びますね。『Dormire(眠る)』『Sdraiarsi(寝転がる)』『Andare a letto

(ベッドにいく)』などを使い分けないととんでもないことになったり・・・、あまりしませんが(笑)。

それでもニュアンスを使い分けるのに覚えておいて損はありません。


そもそも日本語であまりしない言い回しなんかも慣れないと難しいでしょう。

これも単純ですが例えば喫茶店で、『お水をもらえますか?』は言っても『水をコップ一杯もらえます

か?』という人は日本に何人いるでしょう?イタリア語ではほぼ必ず『un bicchiere d'aqcua(コップ一杯

の水)』というのが普通です。もちろん状況によって変化はありますが癖をつけておかないとイタリア人

には『外国人のイタリア語』にしか聞こえませんからね、注意しましょう。(まぁ、いつまでたってもそうなんですがw)


いつも言いますが『言葉は習慣』です。『習うより慣れろ』、僕も忘れないように使わなくっちゃ・・・・。







イタリア語の発音(アクセント編)


イタリア語のアクセント(音の強弱)について。


日本語で音を伸ばす時『-』をつけて表現しますよね、『マーマレード』とか『チョコレート』とか。

この『伸ばす』ことと、跳んだように『っ』をいれるという感覚とがイタリア語のアクセントを理解する時

キーになると思います。



Sottileソッティーレ(薄い)、Fatturaファットゥーラ(請求書)、Professoreプロフェッソーレ(教授)など。

これらの二重子音の後の母音にアクセントがあるのに気が付きます。

Coppola(コッポラ)など二重子音の前にアクセントが来るものもあるので全部ではないのですが

比較的多いように思われます。



Soleソーレ(太陽)、Setaセータ(絹)、Bucoブーコ(穴)などの短い単語も伸ばす発音になるのがわかります。



何が言いたいかというと(笑)、伸ばしているところは自然と強めに発音しているということ。

イタリア語は歌うような言語だと表現されることもありますが一つ一つの単語にアクセントをつけ

長く引っ張るような発音をするからだと思います。日本語にはあまり見られませんね。


日本語がアクセントをつけるという感覚が少ない言語というわけでもないのでしょうが、イタリア語らしく

発音する時にはこの『アクセント』を理解できればそれらしく聞こえるでしょう。


イタリアンレストランで間抜けなルビがうたれていることが実は結構あっておかしい思い出もあります。



サッカーの監督で『Fabio Capello』という有名な方がいます。



ニュースで『カペロ』と読み仮名を書いていたのですが『カペッロ』、『ぺ』にアクセントが

ないととてもおかしなことになります。さすがにWikipediaでは『カペッロ』でしたが(笑)。


イタリア語を勉強している人は『発音はローマ字読みだから簡単』と思っていてもその辺に落とし穴が

あるので気をつけて勉強して下さい。


例外もたくさんあるので簡単ではないのですが(笑)。




















イタリア語は難しい?


僕がそう聞かれたら答えは   『かもね』 です。



イタリアに行こうと決めてからまずラジオ講座とテレビ講座をやりだすのは普通ですよね、半年くらい聞

いてたかなぁ、途中からもう同じことばかりで飽きてしまったんですよね。


問題集や参考書もわりとすぐにわかって(たつもり)しまってたまにわかりにくいところを繰り返すくらいで

したが出発前にあえて3回くらい最初からやり直したりしましたっけ。



実際にネイティブの人と話したことがなかったのにどの程度話すことが出来ていたかもう覚えていませ

んが、最初にフィウミチーノからたどり着いたホテルでのチェックインで僕の自信は粉々になりました(笑)。

それなのに、『ここでくじけてはいけない』と部屋からかけた電話で通じたのが僕が最初に出来たイタリ

ア語のコミュニケーションかもしれません。



文法的にも日本語にない言い回しや、わざわざそんなこという?的な日常の表現であったり。

語学はやっぱり文化・風習・習慣を知らないと『難しい』かもしれませんね。



冠詞や再帰動詞などでつまづいている人達、わからないなりに使っていたら『ある日急につながる時』

が来るので心配要りません。もっと変なイタリア語しゃべってる人たくさんいますから(笑)。

スペイン語圏の人達はかなりアドバンテージがあるのは良く知られていますがそれでもスゴイ人いましたよ(笑)、

日本人のほうが綺麗なイタリア語ですから自信持ってコミュニケーション取ってください。

ちょっとその時のこと思い出して懐かしくなってます(シミジミ)。