オオサカジン

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生地のデザインについて 【ストライプ】


『縞』といって思い出すもの。

しまうま

僕の直感では8割の日本人がそう答えるはずです(未確認)。

定式幕

歌舞伎で見ることが多いこれ、『定式幕じょうしきまく』というらしいのですがこれも縞、紅白や白黒の幕に使われているのも縞模様だと認識します。

george

僕が映画の中のストライプの服で一番印象あるのがこちら、ジョージ・クルーニーが『オー・ブラザー!』のなかで着ている囚人服。今どきこんな囚人服どこの国にあるのかと思いますが、あのアウシュヴィッツ収容所でもこのデザインのものを使用していたとか。

半纏

日本の縞模様も違和感なく利用され続けてきているようです。



まずは歴史からおさらい。

『ストライプ』

今はもうきっちり使い分けられてる感ありますが、『縞』というのは『筋(すじ)』も『格子(こうし)』も合わせたことを指すんですね。これは知りませんでした。

模様として認識しやすいことから、いろんな意味を持たせたデザインがされてきているのでここまでバリエーションが多く出来るようになったんですね。

具体的に、

ヘアライン・ストライプ
hairline

読んで字のごとく『Hair-line』髪の毛くらいの細い線の塊なので遠くから見ると無地に見えたりします。

ピン・ストライプ
ピン・ストライプ

少しわかりにくいですが線の太さが違うということだけなので、

ペンシル・ストライプ
ペンシル・ストライプ

とチョーク・ストライプも
チョーク・ストライプ

鉛筆とチョークの違いがわかったでしょうか?

ブロック・ストライプ
ブロック・ストライプ
オーニング・ストライプともいうらしく、カフェとかのテラスのテント(オーニング)なんかに使われるイメージでしょう。

ロンドン・ストライプ
ロンドン・ストライプ

シックンシン・ストライプ
シックンシン・ストライプ
シック(濃い)シン(薄い)だからこれも簡単。

オルタネート・ストライプ
オルタネート・ストライプ
イタリア語なら『alternatoアルテルナート』にあたるのでしょう、『交互に』的な意味だと思います。

マルチカラー・ストライプ
マルチカラー・ストライプ
マルチの意味はご存知の通り。

レジメンタル・ストライプ
レジメンタル・ストライプ
これはイギリスの紋的な意味がありそうですね。連隊によって組み合わせが違っていたようです。

シャドー・ストライプ
シャドー・ストライプ
織を変えることで光沢の違いでストライプに見せる方法を使ったもの。基本無地に見えます。

ヘリンボーン
ヘリンボーン
これも大きく見るとストライプになってますから間違いないですね。




縞模様と一言でいっても実はたくさんあるんですね。

チェックについて再度見て置きましょうか→こちら





第52回全国帽子研究会(主催:全日本帽子協会・協同組合西日本帽子協会)


個人でやっている私達が業界の催しに参加することはほとんどありませんが、こんな会があると言うことを耳にした

ので席を確保してもらうようにお願いしたところOKがでましたのでお邪魔してきました。思ったよりもたくさんの

(失礼)方が講演を見に来られていたので帽子屋さんってこんなに居るんだって不思議な感動でした。

帽子研究会1

製作、販売、色んな立場の方々がいらっしゃいましたが、講演自体が経験豊かな大先生のお話だったので漠然とした

内容だったのがちょっと残念でした。突き抜けた、モードの中でも最先端のとんがった業界ってわけでもないんだなぁ

って再認識しました(ファッションだけでなく実用的に使用する帽子の製作の会社もありますしね)。

帽子研究会2

帽子というものに対する考え方は実に保守的で、ファッション全体の付属品として後付け、最後にアクセントとして

『選ばれる』立場で『待ち』の業界だなとも感じました。スタイルの提案をどんどんしていくほど体力がないのかなぁ。


個人で出来ることは限られてるけど、突き抜けて尖がっているからこそ面白い、そこを目指して行きたいですね。





生地のデザインについて 【チェック】


今回はチェックのお勉強です。

柄としては日常に溶け込んでしまって何気なく使っていて特に気にも留めてないかもしれません。それでもよく見てみると色々なチェックがあって、なんという名前のものか知らないものも結構多いです。

タータン・チェック(tartan check)

いまや女子高生の制服の代名詞とも思われているこの柄(笑)、実は伝統ある柄なんですね。スコットランドのハイランド地方で発達した特徴のある格子柄。その由来はスコットランドのクラン(一族)に伝わる家紋のようなものでした。各クランがオリジナルの柄を持ち、英国紋章院に申請し登録されたものだけがクラン・タータン・チェックどして公式のものとなります。今でも毎年沢山の新しいデザインが生まれ、7000種類以上もの柄があると言われています。ブラックウォッチもこのチェックの仲間です。

ピン・チェック(pin check)

ピンヘッド・チェック、ニート・チェック、タイニー・チェック、ミニアチュア・チェックともいわれます。微塵格子といわれるほど細かいってことですね。ピンの頭を並べたようだということです。

アーガイル・チェック(argyle check)

菱形と細い斜め縞によるチェック。スコットランド西部のアーガイル地方にちなんだ名称です。クラシックなアーガイルは3色で、細い斜め格子とダイヤ形で構成される左右対称の格子柄。基本的に3色配色のアーガイル・セーターは、スコットランド独特の伝統的なセーターとして有名です。アイビー・ルックのワードローブの重要なアイテムとしても利用されていますがこれもやっぱり日本の学校の制服によく見られますよね(笑)。靴下にも使われることが多いです。

バーバリー・チェック(burberry check)

人気ブランド「バーバリー」のコートの裏地に使われたことから、その名がついたバーバリーチェック。ブランドの象徴として浸透していますね。このチェック模様は1924年にバーバリーのトレンチコートの裏地に使用されたのが最初で、当時は、ウインドーペーンといわれるチェックが多く使用され、バーバリーチェックは「カントリー・タータン」と呼ばれる柄からアレンジしたもので、公募で決定したそうです。商標登録してますので勝手に使えません(泣)。

グレン・チェック(glen check)

正式にはグレナカート・チェックといいます。スコットランドのアーカートという地の谷間(グレン)で織られたところからついた名称で、千鳥格子がモチーフになっており、大小組み合わせてこまかい千鳥格子とヘアライン(髪の毛のように細い線)の小さいチェックの組合せで成り立ってます。英国イギリスで19世紀の初めに考案されたそうです。

オーバー・チェック(over check)

小さいチェックの上に、大きいチェックを重ねた柄のことをいいます。シェパードチェック、グレンチェックの上に違った色の大きいチェックを重ねるのが一般的ですかね。オーバープラッド、越格子(こしごうし)とも呼ばれるそうです。ダブルチェックとはいいません(笑)。

シェパード・チェック(shepherd check)

白地に黒い小さなチェックが基本。今ではいろんな色も使われるようになりましたが、羊飼いを意味するシェパードの意味で、スコットランドの牧羊家がはじめて着用したことに由来するそうです。チェックパターンとしては、2色の構成でギンガムチェックと非常に似ていますが、交差していない所に斜めの地色の線が入っているのが特徴です。このパターンで複数色を用いている場合ガンクラブチェックと呼ばれています。

ガンクラブ・チェック(gunclub check)

地色に二色使いの二重シェパードチェックのこと。イギリスの狩猟同好会の会員の制服に用いられたことからそう呼ばれています。単にクラブチェックとも呼ばれます。

ハーリキン・チェック(harlequin check)

道化役(ピエロ/ハーリキン・ハーリクィン)の衣装によく見られる菱形を用いた柄のことで、ダイヤというかそろばんの玉の模様が特徴です。

ギンガム・チェック(ginghum check)

チェックのなかではもっともシンプルな柄じゃないですか?白と他の色の2色を組み合わせたチェック。当初はストライプ柄をギンガムと呼んでいたそうで由来はハッキリしていないみたいです。爽やかでかわいらしいイメージのチェックの代表格です。

タッタソール・チェック(tattersall check)

ロンドンの有名な馬市場を創設したリチャード・タッタソールにちなんで付けられたそうです。白地に2色の線が交互に入っている単純なチェックが特徴で、白地に赤・黒、白地にイエロー・茶などの配色が代表的ですね。

ウィンドー・ペーン(window pane)

窓枠のような四角形のチェック柄。大きさはさまざまで、ヨコ縞タテ縞が1色使いで同じ幅のラインが交差する柄が主。英国カントリー調の伝統柄でもある。

マドラス・チェック(madras check)

インド東南部の港町マドラス発祥といわれるチェックで、グリーンや黄色、オレンジといった色合いを基調にしているわりと激しい色調のチェックです。

ドックトゥース・チェック(dogtooth check)

別名ハウンズ・トゥース、日本では千鳥格子として知られています。犬の牙に似たチェック(とも言いにくいですが一応チェックカテゴリー)のことで、近年はわりと大き目のものがはやっていたのを覚えています。

もちろんこれだけではないのですが代表的なものだけでこれだけ出てきます。

素材によって出来ない柄というのも今はほとんどないでしょう。結構伝統的なものなんですね、チェックって。

チェック好きな人は結構いると思いますが意識して見るともっと違った自分の可能性も見えてくるんじゃないですか?





「OSAKA STYLING EXPO 2012」 


先日10月6日(土)の11時過ぎに大阪駅の『時空の広場』でOSAKA STYLING EXPO 2012と銘打った

ファッションショーがあるから見に来ませんか、と知り合いの関係者の方に誘われて(タダなんですけど)

見に行ってきました。大阪の学生さんたちやショップの方々がコーディネートした服を身に付けたプロの

モデルさんたちのウォーキングを見るだけでも楽しそうだなぁと思って、僕にとっては早い時間だったけど

少し早起きして見に行くことにしました。

『時空の広場』なるところに行くのも初めてだったのですが、まぁ行けばナントカなると思い、新しく

建設中の大阪駅北側の工事の進み具合などをチラッと見ながら人混みを進んでいきました。

4階部分になるのでしょうか、そこそこの広さの通路横にあるイベント会場出来そうな微妙なスペースで、

それでもそこそこ人はいましたね、立ち見で150から200人、関係者と貼られた席はざっと250席、一杯でした。

僕はその誘ってくれた人に取りあえず挨拶しておこうとすると、気を遣ってくれたのか関係者席に案内

されてキャットウォークのスグ横に座ることが出来ました。

ちょうど会長の挨拶とか興味のない(シツレイ)ことが終わったところだったので最初っから見れました。


テーマは『大阪らしいスタイリング』。

まず学生さんのコンテストのような10作品、どれもお店で買えるものを使ってということで、あまり

突拍子も無い作品はありませんでした。結構それを期待していったんですけどね(笑)。

順位はすでに決まっていたらしく、ネット投票ならびに事前のイベント会場などで投票されていた結果

だけを発表したようでした。イマイチ盛り上がりに欠けるかなぁと思っていたらさすがに結果はその場で

発表したらしく、優勝した女の子の驚きは本物のようでした。

その後の各ショップによるコーディネートは30体、結構見ごたえありましたね。


僕にとっての見どころはもちろん色々ある中でも帽子です。

帽子をかぶったコーディネートをしている作品は全体の中でも5作品。テーマが『秋冬』だっただけに

もう少しあっても良かったと思うし、優勝した作品で使ってはいたけど素材は冬っぽくなかったし・・・。

全般楽しませてもらったのですが帽子屋としては消化不良。実は商品の提供とかもたずねられたのですが

ちょっと遅かったみたいです。来年はひょっとして・・・。わかりませんが(笑)。

写真が無いのは持っていったカメラが電池切れてて使えなかった、はい、言い訳です(笑)。

http://www.osakastyling.jp/








オーダーメイドのシャツ


オーダーメイドといってもパターンオーダーなんですけどね。



信頼できる男性から教えてもらって注文したのが1月7日、約2ヶ月の製作期間でした。

もともと作ってみたいと思っていましたがなかなかきっかけがなく、しかもドコにお願いするか

それが悩むとこでした。どうしてもそこじゃないといけないというところではなかったのですが

その方が利用しているということと、そこの縫製(外注さんですね)をしている人を知っていたからです。

何かと最近細身のシルエットが好まれていますが、そこは40過ぎるとあまり無茶なことも出来ません(笑)

『やや細身でお願いします』と謙虚なオーダーにしておきました(笑)。


指示できるポイントとしては、襟の形、袖の仕上げ(カフス)、ポケットの有無、ボタンの種類などです。

出来るだけシンプルに仕上げて袖はカフス用にしました。父親から貰った(誰も欲しがらなかった?)

ものが使わずにあったので使ってみたかっただけですが(笑)。


着てみるとそれなりにピッタリ仕上がっていて気持ちいいです。いくつかのポイントで想像していたように

出来てないなぁ、と思いましたが、よく、『オーダーするときは最初から完璧に出来ると思うな。徐々に

自分の好きなスタイルにそのお店と一緒に作っていくんだ』と言われます。

ほぼ気に入っていますので、次回はここをこうしたいという宿題を持って、より完璧な僕のスタイルを

作って行きたいですね(体型を維持することも必要です 笑)。





大事なジーンズ その後


先日直しに出したジーンズがこれ

そして仕上がってきたのがこれ

近くで見ると傷跡は分かりますが遠めに見るとほとんど判りません。納得の仕上がり!直るもんなんですねぇ。ポケットの穴は敢えて直しませんでしたがこれでまた穿けると思うと楽しみが一つ増えました。ちょっときついのは今度は体の修正!あー、また走り出そうかなぁ。

どのコッポラを合わせましょうかね?





大事なジーンズ


コッポラをかぶりだしたころはまだジーンズしか履いてなかったんじゃないかなぁ。普段はあまりはくことがありませんが以前は何本も持っていたジーンズ。かなり履きつぶした感じで思い出がつまっているので処分するにも出来ません。直し屋さんとかに持っていくのもジーンズ専門の人がいるところじゃないとどうも不安で・・・。そういった専門のお店を知りませんでしたが何気に通勤道を来る途中それらしき所を見つけたので寄ってみました。あんまりにも修理代がかかるとか、そこは直したが他のところからまた穴が開きだしたら『直してばっかり貧乏』になるのは嫌だったので、とりあえず診断というか見積もりをしてもらいました。見た目のダメージより状態は悪くないとのことで、直した後に弱いところから行ってしまうということもなさそうだということでお願いしてきました。今年の11月からやっているというこのお店、ものすごくわかりにくいところにあるのですが11月11日からやっているということで(しかも2011年で1が6並び!)当店の開店記念日と一緒なのが親近感!ということで宣伝しておきます。

大阪市北区豊崎1-4-5アサヒマンション1F 『ジーンズリペア&クロウズ ウォレクス』 です。 http://www.woreks.net

<修理前>



というか出来上がってからにしたほうが良かったですか(笑)。