オオサカジン

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令和元年7月イタリア旅行記~最終日編


7月29日(日) 20日目。(実質最終日)



翌朝10時には空港に向かう予定なのでし忘れたことがあるなら今日しかない、と若干無理やり仕納め感のあった日。


近所に素敵なバールがあるというので見に行くことに。


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市内からクリストフォロコロンボに入って程なくしたところにある閑静な場所のロータリーに面した大き目のバール。


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綺麗なショーケースに入っているのはいつものコルネットやボンボローネだけではなくケーキも多種多様。

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ジャックの店で働いていた妻はチョコレートにうるさいのですがココのものは一目置けるとのこと。

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ワインの品揃えもその辺のワインバーには負けないラインナップ。それ以外のお酒もかなりしっかりと揃ってます。


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ケーキの品揃えもパスティッチェリア並。



Pasticceria Bompiani

http://www.pasticceriabompiani.it/





車で移動してチェントロへ。車が入れるのは限られたところまで。チルコマッシモに留めて後は少し長めの散歩。

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ヴィットリアーノも久しぶりに見るとなんか感じが違いますねぇ。




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首相官邸の横らへんを通ってパンテオン方面へ。ここで一旦フランチェスコは何かすることがあるそうで離脱です。


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ずっとパンテオン近くで働いていたにもかかわらずココには入ったことがありませんでした。



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裏手の通りではありますがどチェントロ。生活スタイルが違うと見えるものまで違っていた典型的なパターン。





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世界観がしっかりしている上に自信溢れるお店の経営方針が随所にみられます。勉強になります。

Moriondo & Gariglio

http://moriondoegariglio.com/



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ローマならではの光景。






ピアッツァ・ミネルヴァというパンテオンの裏側にある広場で演奏している人に足が止まります。


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お供しているワンコはエロス君。オスで人間の女性が好きだから、と飼い主の演奏者(笑)。




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知らないアーチストですがチンツィアは気に入ったらしくCDを購入。


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パンテオンからすぐのピアッツァ・カプラニカ。こんなところにも今の流れを感じます。



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住んでいたときはこのガレリアを見上げることもなかったんでしょう、こんなにカッコ良かったんですね。



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Via del Tritone(トリトーネ通り、バルベリーニ広場からサン・シルヴェストロ広場までのバス通り)にある無印良品。


なぜか薄暗く、エアコンが効いていなくて加湿器が炊かれてアジアっぽい空気感が出てましたね。二人は結構来るらしくて良く知ってました。




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久しぶり&今回の旅行で初めてのスペイン広場。人の多さは相変わらずですが階段に座ることも出来なくなって取り締まりの警官が何人もいるのが『平和な仕事だよ』とフランチェスコ。まあその通りなんですが(笑)。


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この職業の人たちの傾向として3人以上で必ずおしゃべりしています。

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それは立場が少し違っても同じようです(笑)。





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預かってもらっていたものを引き取るのと最後の挨拶にジャックに会いに。

ジャックも菓子職人には違いないので今朝方のバールのスイーツ類のことで意気投合。




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どうでも良いんですがジャックの店のエアコンの名前がHOKKAIDOって。そりゃ効きそうな名前(笑)。

何回も邪魔したね、ありがとう、ジャック。







予約してくれていたレストランでランチです。

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繰り返しになりますがここもほぼ毎日通っていた道に面しているにもかかわらず知りませんでした。

フランチェスコのソムリエ友達のお店です。

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場所柄観光客9割、8分ローマ以外のイタリア人、2分ローマ人の客層らしいのですがローマ料理専門店です。

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ビオワインが好きなソムリエさんらしく勧めてくるのはすべてラッツィオの自然派ワイン。やさしく滋味溢れるものばかりでした。


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塩気がガツンと来ましたが今回の旅行でも1,2を争う気に入った食べ物。アッラ・グリーチャ。シンプルだけど歯応えと温度が抜群のタイミングで出された満足感は最高の一言。

ご馳走様です。



Armando al Pantheon

http://www.armandoalpantheon.it/





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今回街中でよく見かけたセグウェイですがこんな形のも。色々巧いことやってます(笑)。


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フォンターナ・デッレ・タルタルーゲの伝説を話すのはチンツィア。

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生まれてから100回は聞いたんでしょうね、オチまでキッチリ仕上がってます。


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もうすぐ車に辿り着く手前で水分補給。みんな当たり前のように飲んでます。






家に着く直前に少し食べ物飲み物を追加するためにスーパーへ寄ります。

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ご近所さんの散歩からの帰りに遭遇。名前を聞くのを忘れましたがとても大きくて強そうですが凄くスイートな彼。

ほんとにイタリアは犬を飼っている人が多くて羨ましいです。




帰ってきたら荷物が届いていたので何かと思ったら大量のワイン。

一緒に運び込もうと手伝ったら家ではなく階下の倉庫に搬入。

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とても一般家庭だとは思えないワインセラーのその数5台。入り切らないものは箱ごと積んであるのは間違いなくうちの店より在庫は多かったです(汗)。


その中から何点かチョイスして今夜お披露目。

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簡単な料理だといいながら手は抜かないチンツィア。

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もちろんワインだけでは終わらないのがフランチェスコ(笑)。

最後の最後までご馳走様でした。

二人とも最高のホスピタリティで夢のような時間でした。











これで今回のイタリアの旅はお終いです。

帰りのフライトは順調過ぎてトピックスがありません。

香港の空港内が寒すぎたのと朝4時台のゲート前は誰もいなかったのが印象的です。

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長いシリーズで中弛みしたところもあったでしょうがお付き合いありがとうございました。




書き切れなかった事だらけで残念ですが少しはイタリアの空気を感じてもらえたら嬉しいです。



もっと細かいことは臨場感溢れるお話が出来るお店のほうへ。




(完)





令和元年7月イタリア旅行記~シチリアからローマ編


7月28日(日) 19日目。(シチリア7日目からローマへ)



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外から見たモンレアーレの宿、お世話になりました。


チェックアウトは朝10時なのでフライト時間にはまだ余裕があります。


レンタカーを返すのも普通ならすぐに終わりそうなもののココはイタリア、少し(だいぶ?)余裕を持っていく必要がありますがそれにしても中途半端なのでパレルモ市内をのぞいてみることに。


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交通事情や車を留めることも考えて行きやすいココに。

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ジェラートは安定のクオリティなのでもう画像はいいでしょう(笑)。店の前にいたものすごく愛想のいいこの子の写真をどうぞ。



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こちらは基本セルフ。クレジットカードも普通に使える設備の安定感は以前から考えると凄い進化です。

ガソリンは日本よりやや高め。それでも今回は給油は2回だけ。チンクエチェント君、良い仕事してくれました。









思っていたとおりレンタカーの受付カウンターには気が遠くなるような人だかり。

時間はあるから待つのはいいんだけどせめて車を留めるところを教えてほしくて声をかけたらドイツ人のおじさんに、

『”#$%&’&’()!!』


と怒鳴られたのはたぶん『割り込むな!』ということなんだと思います。



慌てて中の人に一声でわかるフレーズで尋ねてさっと引いてきたら『フンッ』って顔されました。


並ぶとみんな気が立つんですね(汗)。



LCCに乗ると荷物の制限があるので基本的に預ける荷物は内容に準備するのですが(追加料金掛かるし)、今回は荷物を少し手に持っていくためにも早く来たのです。


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きっちりパッキングしたダンボールに名前を全方向に書き込んだので間違えたり忘れたりしないだろうと思ったのですがローマに着くまでは不安でした。


その荷物を持ってローマの空港で電車のチケットを買おうとしていたら店の人に名前を呼ばれたのでびっくりしましたが(笑)。





空港についたら連絡して、と今夜もお世話になるフランチェスコ。近くの駅、オスティエンセまで迎えに来てくれました。



16時くらいなのですが今日は僕らのために仕事を早めにあがってくれたそう。今夜は同じコンドミニアムに住む友人たちを招待して一緒にディナーを予定しているのでその準備もあるから、と気も使ってくれます。なんていい奴(涙)。


2組の夫婦を招待するということで我々を入れて8人。ワインを選ぶのも大変だと思っていたら

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なかなかのボトルを用意してました(笑)。


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注ぐのも大変そうで(汗)




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ゲストのご主人が作ったズッキーニが入ったオレッキエッテ
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全部の写真を撮ったはずですがこれ以外は自分たち用。個人的にはお見せしますので直接来てください(笑)。


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酔う前に撮った記念写真。


ご馳走様でした。






明日は最終日。



(続く)










令和元年7月イタリア旅行記~シチリア編⑥


7月27日(土) 18日目。(シチリア6日目)


予定通り休養日。


というか、『しなければいけないことのない日』なので折角来たMonrealeモンレアーレを見てみることに。

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宿の窓から望むパレルモ市内。


向かいの奥さん(先日助けてくれたおばちゃん)に話を聞くと、『狭いから30分あれば全部見られるわよ』とのこと。

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↑宿のベランダから。真ん中の日除けのお宅がおばちゃんの家。


謙虚なのか狭い町に飽きているのかやや投げやりですが確かに地図上では端から端まで10分掛からなさそうです。



ひとまずみんなが集まっていそうな大聖堂広場へ。大聖堂は1182年に出来たというから800年以上前。想像を絶します。
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朝一番だったからか人がまばらですね。

狭いといったのは丘の上にある大聖堂を中心とした歴史地区のことでコムーネ(行政地区)としてはそれなりに大きいので人口は約3万9千人とか。大聖堂を含め2015年にパレルモの建造物群らと世界遺産に登録されたそうです。予期せぬ世界遺産めぐりが出来てちょっと得した感じ。


路地の奥に出しっぱなしの本屋さん。盗られる心配より雨が心配ですが。
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無理やり繋げた感じの建物。車が通れるだけのトンネルは開けてありますが背の高い人は当たりそう。
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丘の上に作られた町なので坂道も階段も多いです。

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たしかに30分で1周出来ましたね(笑)。廻っただけだったのでじっくり見たかったですけどね。











そしてお買い物。






ローマでもほとんどショッピングをしなかったのでちょうどいい時間だと思ってパレルモ市内へ。



そしてまたカンノーロの定点観測(笑)。

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Spinnatoスピンナートは古くて大きくて場所がいいから有名なのでベタでミーハーだという人もいますがそんなことはないです。

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それだけで商売やっていけるほど甘くはありません。

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安定の満足感。ありがとう、また来ます。



Teatro Massimoマッシモ劇場の前は歩行者天国になってますね。

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通り沿いのお店が外にテーブル出していい雰囲気です。




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ココは行っておきたかったのですが仕事ではありません。色々あってもう以前のお店ではないのですが内容はそのまま引き継いでいるそうです。



そしてこのお店も。
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今まであったパレルモの帽子屋さんとは少し違っておしゃれな感じです。

オーナーとやり取りして今後何か出来るか・・・・今後の展開をご期待ください。









夕飯に、友達に勧められたお店に行こうかどうか迷ってました。なぜなら家のご飯が好きだから(笑)。




一応行ってみました。


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軽くどんなものがあるのか調査程度にビールだけでアペリティーヴォ使いで引き上げます。

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業態は悪くないのですがオーナーらしき男性の感じが『物凄く』悪かったのでお勧めしません(笑)。写真の彼は唯一ちゃんとしてくれたウエイターです、名誉のため(笑)。

気になる方はチャレンジしてみてください(自己責任)。



何もしてないつもりでも焦らず予定を詰め込まなくても体に負担かかっているのが長旅後半戦。




明日はローマに一旦帰ります。




(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~シチリア編⑤


7月26日(金) 17日目。(シチリア5日目)



パレルモ市内を車で移動するのはそんなに苦痛ではないのですが、この街も一方通行やZ.T.L.(Zona a Traffico Limitatoゾーナ・ア・トラッフィコ・リミタート交通規制区域)などで入れないところだらけなのでなかなかめんどくさいんです。

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が、市内は相変わらず自由です(笑)。






そして早速仕事です。

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ここは兄弟でやっている工房なのですがお兄さんが不在でした。

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ものすごい数の帽子に圧倒されますが限られた時間の中で選びます。

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弟のSalvatoreサルヴァトーレ。お兄さんのCosimoコジモはどうやら高齢で体調も思わしくなく仕事に出ることがなくなったそうです。

彼も高齢ですのでこの先いつまで続けられるかわからないと不安なことを言ってました(悲)。




同じ通りにあるもうひとつの工房も覗いてみます。

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帽子に囲まれているとどこの工房も同じように見えてしまいますがこちらのほうが小さい規模で女性が製作しています。なかなかの肝っ玉母さん、Ceciliaチェチリア70歳現役です。

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そして合間に地元のジェラテリアの調査(笑) 来るたびお邪魔してます。




日が高いうちにもう一軒。





来ると連絡していたのにあのくそ親父・・・・








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閉まってます。







仕方がないので引き続きパレルモ市内の食べ物調査継続(笑)。


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ここもパレルモに来るたび寄ります。

小さいサイズのカンノーロもありそうなのですがショーケースにはありません(でかすぎ)。

恐る恐るお願いしてみるとちょっと躊躇しましたが快く奥から小さいカンノーロの皮(というのか)を持ってきてそれにクリームを充填してくれました。目の前で作ってくれた優越感、たまりません。
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この子が作ってくれました。可愛い上に愛想も対応もいいのでパレルモに行ったら是非!

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Cafe' Latino di Vincenzo Stira

https://cafe-latino-di-vincenzo-stira.business.site/

Via Vittorio Emanuele, 276
90134 Palermo PA



戻ってきても開いてなかったらまた明日にしようと思ってたら、

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普通に仕事してやがる(苦笑)。

ライラ(犬)は覚えてくれていたかな?割と友好的です。

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サクッと話して終了。ここは付き合いが長いので商談も早いです。





開いてたらの話ですが(苦笑)。










今回のミッションで一番重要なことを終えたので夕食は宿に戻ってリラックス。

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レストランでする食事もいいのでしょうが長旅はまだ続きますので家のご飯(?)が一番です。




翌日はフリー。


休養とショッピングに充てようかなぁ。






(続く)






令和元年7月イタリア旅行記~シチリア編④


7月25日(木) 16日目。(シチリア4日目)


今日はシチリアの東から西への大移動の途中で新しい取引先に立ち寄りたく、そこは移動距離の中間地点辺りなのでお昼過ぎぐらいには着きたいなと思い、約170km、ゆっくり行っても3時間あれば行けるだろうと思っていたのが間違いの始まりです・・・・・・・



Bronteブロンテの宿を出たのが10時過ぎ。

暑くもなく心地良い朝にブロンテ市街地を通り抜けてネブロディの山を越えるコースでiPadにグーグルマップを連続スクリーンショット。曲がり角や交差点、分かれ道ごとに続けて保存しているので完璧です。


ところが助手席のナビゲーターにはそれを理解する機能が備わっていなかったことを忘れていました(泣)。


方向音痴を絵に描いたような人には地図の連続写真がどこで繋がっているかわからないので結局僕が見ることに。


ブロンテ市街地を出るだけで30分掛かってしまいました。


それでも一旦出てしまえばあとは一本道・・・・・だと思っていたのもいろんな所に落とし穴が待っていました。



しかも途中で聞こうにも人がいない、店も無い。


曲がりくねった一本道を延々と進んでいるとシチリアらしい光景に魅せられ写真を取る余裕がありました、まだこの頃は。


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何も無いこの景色。どこまでも続くワインディングロード。CMの撮影に来てる気分。

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この丘を越えたら何が見えるのか楽しみの連続でした。

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あの奥の黒い山を越えると海が見えるのかなとか想像して。

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味のある木々の風景。

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しかしどこまで行っても景色が変わらない・・・・


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う~ん、あの黒い山も近づいてこない・・・・・




ちょっとだけ気が立ち並ぶ林の中を通り抜けるとそこに小さな町がありました。

不安になったので人に聞いてみることに。


タイミング良く交通警察らしい2人の女性が乗った車を発見。

結果・・・・











カターニアまで戻れ、そして高速に乗れ!







というのです。





ココに辿り着くまで既に2時間掛かってます。カターニアまで戻るとなると3時間以上掛かります。





いやいや、いくらGoogleが無茶言ってもそこまで変な道を勧めてくることないだろ!



この日の午前中を全否定するような提案は受け入れがたく、一旦落ち着いて作戦を練り直そうと。




途中まで合っていたはずなのに何かの歯車が狂ったのはどこだろうと考え直してとりあえずそこまで戻ろうと。


それでも30分は引き返します。しかも同じ何もない道を。






来るときには雄大な風景に感激さえ覚えていたのですがもはや苦痛(泣)。



トイレ休憩するところさえ見当たらないので焦ってきました。







そんな時、あるコーナーを曲がると出てきました!

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ヤギの群れ!あっという間に囲まれました(汗)

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ヤギのうしろについている車には若い男性が2人乗っていて半笑いでこちらを窺ってます。

もう運転席から手が届くところまでびっしりと埋め尽くされて車はそこから動けませんがヤギたちもマイペース。



立ち止まること3分ほど。ヤギの後ろからやってきたおじさんの車のほうがイライラしていて追い越すタイミングを狙っていたようで、僕らの車を避けるようにしたヤギの団体がそのまま片側車線に寄ったままになった瞬間に猛スピードと連続クラクションで追い抜いていきました。


ヤギの団体と遭遇すると対向で来てくれてよかったなんて初めて知りました(汗)。




ココかなと思ったところまで戻って、あるところをしっかり見ると肝心な標識を見落としていたことに気がつきました。


これのせいで1時間以上をロスしたわけなのは悔やんでも悔やみきれません。


まあそのお陰でヤギたちと遭遇できたんですが(笑)。






もうそこからは標識どおりに行くのですが、道の造りが今までと違い、凄く整備されているのです。





これは間違いなく町を結ぶ主要道路だと確信させるような道だったので、そこそこ時間は掛かりましたがどうやらネブロディ(山)は超えられたようです。







ネブロディ(山)を通り抜けたときに受けた衝撃エピソードを1つだけ。

ブロンテを出たあたりから何度も耳にしていたキーワード『San Fratello』でしたが街に入った瞬間受けた感動!

山の上に造られた街は宮崎駿の映画に出てくるような山肌にそびえ立つような街!

『次の角を曲がったらいい景色が出てきそうだ』を繰り返すうちに、断崖絶壁の横を通る下る道端に車を止めて撮影する度胸もなく通り過ぎてしまったのです。(なので画像なし)

これは次回必ず訪れなければ!

SanFratelloサンフラテッロで検索してみてください。











すでに連絡してあった到着予定時間は2時間を過ぎ、お昼ご飯も食べていないので疲労はピーク。


なんとかシチリアの北海岸沿いの自動車道に乗って数十分、もう少しだと思いながら一番の近道の高速道路に乗りました。ちょっとでも遅れを取り戻すためでしたが30分ぐらい乗りましたかね、あっけなく到着。




聞いてはいましたが場違いというか予定外、観光地でありビーチで有名な町Cefalu'チェファルーに。


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僕はこのときジーンズを履いていましたがそれだけで違和感バリバリ。
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ここには仕事です(笑)。
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絵になります。
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街中も完全に観光地仕様。
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そんなど真ん中に今回のご新規さん発見。
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ひっきりなしに入ってくるお客さん待ち。
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そんな合間にもすることして話し合うこと話し合って次回に繋げられました。満足出来ました。





しかし長居は出来ません。


日が暮れるまでにパレルモに入らなければいけません。

しかもこれも初めて訪れる小さな街Monrealeモンレアーレ、パレルモ市街から車で15分ぐらいかと。



動物的な嗅覚で自動車道の下り口は見つけたのですが・・・・・


ものすごい狭い街過ぎて一方通行の道ばかりで、そこにあるのがわかっているのに辿り着くまでに街を1周したり。

予定到着時間は40分経過。


部屋の貸主が待っているはずなのにそこにはおらず。


そこに出てきたスーパー親切(おせっかい過ぎるかもしれないけどあの時は助かった!)な向かいの家のおばさんが貸主に連絡してくれるって!



待つこと5分。






本日の全工程終了は1時間オーバー。




ひとまずシャワーを浴びて街の様子を偵察。




おお、パレルモの夜景が見れるとは!

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明日からは移動が市内だけなのでちょっと安心。





おやすみなさい。




(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~シリチア編③


7月24日(水) 15日目。(シチリア3日目)



今日訪ねるワイナリーはゾーンとしては前日訪れたSolicchiataソリッキアータと程近いのですがどうやら丘の中腹にあるようです。

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こんな標識が出てきました。

そしてこれ。
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中間の写真を撮れなかったのが説得力に欠けますが、なんと平然と牛たちが道を歩いていくべきところに移動しているんです。しかも人間の姿はありません、彼らの意思で移動してました。

シチリアは牛も自由です。



約束の時間にまたもや遅れてしまったのですが(ええ、迷いました)、無事到着。
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名門、Passopisciaroパッソピッシャーロです。


門にあるインターホンを押してみるのですがまったく反応がありません。
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中から作業している音が漏れ聞こえてくるので誰かいるのは間違いありません。
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何度押しても反応がないので建物の周りをぐるっと廻ってみたのですがどこにも人の姿はなし。


諦めずにしばらく押し続けるとようやく応えてくれました。


が、担当者じゃないらしくよく伝わってなかったようで前日のGinaから予約が入っているとかの事情も知らない様子。


とりあえず受け入れてくれるとのことで仰々しく門が開かれ中へ。

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よく手入れされたこじんまりした庭園などがありますがここでも人影はありません。







音がするところを目指して勝手に入っていきました。

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中では二人先客がいるようです。

途中から入っていったので中断してはいけないと思い、挨拶もそこそこに説明を聞きます。

真面目そうな若い女性が淡々と話しているのを聞いて回ります。

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意外と手作り感ある資料。

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貯蔵庫は夏の暑い外から入るとかなり涼しいです。
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そしてもちろん試飲。

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一緒に廻って試飲をした彼らはトスカーナの同じグループのトリノーロの若い責任者たちで、質問する時も爆裂したトーク(もはや質問ではない)で物凄いワインに対する情熱を感じました。

次回行ったらよろしくね、というのがやっとでした(笑)。






夕方の予定にはまだ時間があるので一旦ムスメチへ。

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お店の休憩時間なので表で休憩していたら(ピッポのお店でビールとサンドイッチをテイクアウト)中にいたジョヴァンナが気付いてくれて、

『何で声掛けないの!』と、グラニータの差し入れを。
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そして記念撮影。
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お店の休憩もそこそこに、ジョヴァンナの友達がやっているワイナリーに連れて行ってもらうために車で先導してくれるとのこと。





忙しい彼女は夜御飯の約束をして一旦帰ります。


そしてこちらも忙しい二人、与えられた時間は1時間。

GiuseppeとValeriaの二人でやっている自然派ワインの小さなワイナリー。

彼らの車に乗り換えてぶっ飛ばすこと15分。

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貸主が長年ほったらかしにしていたブドウ畑を整備していくところから始めたとか。

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いろんな木々がある中での自然な環境。
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これも掘り起こして間がないとか。
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立派になってます。
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慌しく今度は醸造所へ。
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ワインのコルクを詰める作業も一本一本手作業です(新しく機械買うそうです)。
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訪れた人たちのメッセージが壁一面に。一番高いところに残してきました。
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今度は日本で会うことを約束して。

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http://www.viniscirto.com/










そして旅定を変更してまで組み込んだこのジョヴァンナ超お勧めのレストラン、Venezianoヴェネツィアーノへ。
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屋外のスペースもかなり広いです。
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着いていきなり知り合い(笑)。というか知らない人がいないくらいなんだから当然です。
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サービス担当のAndreaアンドレア。なかなか機敏に対応してくれたサービスマンです。
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アンティパスト的なものが止まらない(笑)。わんこそばみたいな汗
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6人掛けのテーブルが埋まっていきます。
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どんどん来るんですがみんな3ピースずつ。1人1個。
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このクスクス、絶品!
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ラヴィオリも3個。
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こんな皿はヒトキレが小さいのも嬉しいです。
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なのにこれだけはドンブリ一杯(笑) 終わりません泣
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トイレに行ったついでに中もどんな感じか。肉の熟成器には『特許取った熟成法』。ホントか?
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外は人がイッパイなのに中はガラガラ。
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何年も連続してミシュラン店です。
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外には団体さんが。
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どうやら地元の有望な青年が大学を卒業したのでそれのパーティーらしいです。



おっと、それなら当然ここにはあるはず。
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あったは良いけどこんなに沢山いるか?っていうくらいのケーキ(笑)。










あれ?ところでこれっていつの間に持ってきたの?
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って思ってたらお父さん登場(笑)。



アンドレアに『ご飯食べた?』って聞かれてすぐにプレートが出てきて完食してました(笑)。


爆音の音楽演奏が続いていましたがお先に失礼します。





さて、明日はロングドライブ。

(続く)


Veneziano

https://www.ristoranteveneziano.it/







令和元年7月イタリア旅行記~シリチア編②


7月23日(火) 14日目。(シチリア2日目)


10時に直接行くといったものの初めていくところなので何度もGoogleマップでシミュレーション。


山の中を通り抜けていく感バリバリの一本道ですが目印はあるのでしょうか?汗

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目標到着時間をわずかに過ぎてはいたものの奇跡的に迷わず辿り着きました(ホントに一本道)。


広そうな敷地に見渡す限り誰もいそうにありません。

車を木陰に停めて荷物を出しているところにそれらしい人物が近寄ってきました。

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Gina Russoジーナ・ルッソ、誰が言ったかエトナの峰不二子、なかなか言い当ててるじゃないですか。


妻は面識がありましたが僕は今回が初めて。こちら以外のワイナリーの予約もお願いしていたのでやり取りはあったのですが。

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比較的クールなイメージな彼女ですが、土を触ったり石を拾ったりして汚れた手で顔を触ったりして黒くなっても一生懸命説明してくれるところは情熱を感じます。

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ゆっくりと畑の中を歩きながら我々だけに時間を割いてくれていいのかなと心配になるくらい。
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そして工場の中へ。
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それなりに設備もあるし大きいように見えてもワイナリーの規模としてはいわゆる家族経営。
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お父さんとお母さんと甥っ子たちも紹介してもらいながら、新しい瓶詰めラベル貼りの機械を調整しているところを見学。
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ゆるい斜面に位置しているので工場の北側には広大なブドウ畑が。
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エトナとネブロディの間にある気候条件がネレッロマスカレーゼにいい影響を与えている、と言葉で聞くより現地で空気を感じることで心に染み入る時間でしたね。
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もちろん試飲もさせてもらいます。

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前日の夜はメッシーナのアメリカ軍の人たちが40人ほど来て試飲(絶対にそれ以上の状況になっていたはず笑)をして行ったというくらいの広さのテイスティングルームに2人だけの試飲会。

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たぶん飲んだこともあるのですが日本だとそれ以外のワインもたくさんある状態で飲んでるので印象が薄いのはスイマセン。


これはココでしか飲めない実験的に作ったもスカート種のスパークリングワイン。
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エレガントで情熱的な彼女のスタイルそのままのワインでした。


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最後に色々持たせてくれました(笑)。



お決まりのワイナリー犬、ブレイクくん。大きいですが大人しいです。
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次はエトナ山の時計で言うところの(でましたよ)3時あたりにあるMilo(ミーロ)というところで13時に(これはホントの時間)次の約束があるので逆算して途中まで送ってもらうことに。
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ココから先は1本道だから(ホントか?)というイタリアお決まりのフレーズでお別れしたのが12時30分。







木陰のワインディングロードを30分。

最後の最後ちょっとだけ人に聞きましたがホントに1本道で約束の場所に時間通り到着。


Benantiのグローバルマーケティングマネージャー(長い)のAgatinoアガティーノ。
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来日したときに知り合ったナイスガイ。

この辺りに見せたい畑があるというので車を置いて彼の車で移動。

ものすごいオフロードなのに彼の乗用車(!)で小道に入ること5分でやや開けたところに到着。畑の入り口に作った見晴台というか休憩所というか。ここがミーロのメインの畑。
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ココでは白ブドウを育てていて、近隣の荒れ果てていた畑も買い取って綺麗に仕上げて地域の人たちにも喜ばれているとのこと。実際に、となりに住んでいるおばさんに声を掛けられたときにも感謝の言葉を掛けられてました。


そこ後にして車を取りに戻ってから走ること20分。このワイナリーの本部というか見学者などを受け入れる設備が整ったところViagrandeの本部。
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シャトーのような造りの門から建物まで、割と豊かな匂いがしました(笑)。
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そしてお決まりのワンコたち。
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この子はずっと付いてきました(笑)。

昔のパルメント(ブドウを収穫した後に果汁を搾り取る大きな設備のある建物)を廻ったりしたあと、ワインが眠っている部屋も横に見ながらのどんどん出てくる試飲ワインの数々。

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ドライトマトのパテがのったブルスケッタとか
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サラミやオリーブ、チーズとか
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ココでしか消費していないオリーブオイルとか
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いろんなテイストのチョコレートとか
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これでもかというほどBenantiを堪能して退散するときに当主のアントニオ登場
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慌しく出かけていきそうなところでも律儀に記念撮影をし、日本での再会を約束して帰ります。


ミーロは3時の位置ですが、ヴィアグランデは4時半の方向。

これから向かうのは9時の位置にあるBronteブロンテ。1度カターニアから上手く自動車道に乗れなかった苦い経験を活かしてなんとか帰路に着きました。


夕方割と早い目に帰ることが出来たのですがエトナ1周は体に堪えましたのでこの日は外に出ず宿で過ごすことに。



簡単にスーパーで買い物をして軽く済まして明日の準備や連絡などをするつもりが・・・・・・




まさかのWifi切断トラブル(泣)



インターネットの偉大さを噛み締めるとともにイタリアでのこの手のトラブルに微笑ましい懐かしさを感じていたのはなぜでしょう。




明日も初めて行くところなのに予習出来ない・・・




寝ます。


Cantine Russo(カンティーネ・ルッソ)

http://www.cantinerusso.eu/it/

Azienda Vinicola Benanti(アズィエンダ・ヴィニーコラ・ベナンティ)

https://www.facebook.com/benantiwinery/

(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~シチリア編①の2


前回の続きなのでまだ7月22日(月)です。




Randazzoランダッツォはエトナ山の北北西部、時計でいうと11時(これからよく出てきますよ)辺りにある人口1万人ほどの小さな街、といってもこの辺りではそこそこの町です。
町の中心は細い路地が入り組んでいて車で侵入するのに一苦労です。


とりあえず事前に見ていた地図ではすぐそこにあるはずですが、一方通行もあるし、時間によっては車が入れないところとかも。

人に聞くのが一番かと思って最初に目に付いた酒屋らしいお店の人に尋ねてみます。

有名なお菓子屋さんだから知っているだろうと思って聞いたのですが、やたらと丁寧に教えてくれました。

結論から言うとものすごくわかりにくかったんですが(笑)一周してまたその酒屋の前を通り、おじさんに苦笑いされたけど目的の教会の裏に出てきました。


そこら中に車が駐車してあるのでし放題な感じもしましたが、すぐ目の前に交通警察の女性が立っていたので『そこのお店に行きたいのですがこの辺に駐車して構いませんか?』と聞いてみました。

そしたらまた、イタリアの警察官史上経験したことないくらい丁寧に教えてくれるじゃないですか!
駐車スペースも確保してくれましたし(笑)。


あれ、あの子はそんな有名で権力者なんだろうか・・・と思うくらいに(笑)。


夕方なので人もまばら。

教会の目の前、というか教会の広場に席を出してるような立地。

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もう既に今日の仕込が終わったかのようでテラスにおいてあるソファでくつろぐ友人(見えるかな?)。


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サンタ・マリア・アッスンタ聖堂。

ジョヴァンナは3人姉妹の真ん中、製作方の彼女以外はお店で働いているそう。

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ご一緒していただいたのはお父さん。ちょっと病気で足がやや具合悪いそうですが配達はしているとか。

創業者です。


ココに来たら何よりも先にこれ。

ピスタチオとオレンジのジェラート。 デカい。

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中で働いているのはお母さん(レジ)と妹と親戚の女性。裏方もいました。

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シチリアといえばこれ、フルッタマルトラーナ、フルーツをかたどったアーモンドのお菓子。

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ケーキも山ほど。こんなに売れるのか?というくらい。

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冷蔵庫の中から見せてくれた特別なケーキは特注のもの。

実は、今は大学の卒業記念パーティーシーズンらしく依頼が殺到しているとか。

さっきのケーキも飛ぶように売れているそう。

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最初は知らない外人が来て警戒していたお父さんもおしゃべりして慣れてきたからか『工房を見せてやるからついて来い』とどんどん中へ(笑)。
ココからは企業秘密で画像はありません。





一通り見せてもらってから食事に行くまでにまだ時間が早いから一杯引っ掛けに行こうと(アペリティーヴォ)。

どんどん先に歩いていくジョヴァンナについて行ったらなんとさっき道を聞いた酒屋さんへ!

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狭い街だからみんな知っていて当然なのかもしれないけどなんという巡り合わせ!

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『やっぱり来たか』といわんばかりの笑顔で迎えてくれたPippoピッポ。

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そして極めつけは表の道沿いにテーブルを出して(満席)話をしているとさっきの女性警官が!



いくらなんでもみんな知り合いすぎるやろ(笑)





これも徒歩圏内(5分)の知り合い(笑)のお店で晩御飯。

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当たり前のように外のテーブル。

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めんどくさいからお任せで前菜を盛り合わせで(メニューになし)。

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楽しそうなカップル(笑)

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最初にもらった赤ワインもレストランのオーナー所有のワイナリーのものだそうですが珍しいアマーロ。

お店にも売ってないとか(自家消費100%)。盛ってる気がするけど(笑)。

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デザートはナシでお店に帰ってまたジェラート。

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ご馳走様でした。





翌日はワイナリー巡り。またココには寄るけど(笑)


備えて早めに帰ります。


Pasticceria Musumeci(パスティッチェリア・ムスメチ)

http://www.santomusumeci.it/site/


(続く)







令和元年7月イタリア旅行記~シチリア編①の1


7月22日(月) 13日目。(シチリア1日目)

朝起きて順調に家を出て、チェックインもオンラインで済ませてあったし空港で預ける荷物もなければ特にすることがないのでゆっくり人間ウォッチング。





いわゆるLCCを利用したのでゲート手前の手荷物を持ち込むときのチェックが入り、規定のサイズを測る道具のようなものに収まるようにみんな工夫しているのだけど、1人だけどうしてもそりゃ無理じゃないの?というようなカバンを持ち込んでいる若者がいたんです。

中からあれを出しこれを出ししてカバンをスリムにして押し込もうとしてるけど入らないのは明らか。何でかっていうとカバンの幅自体がその器具のサイズを超えているのは誰にも明らかなのだから(笑)。


厚みや高さは少し物を出したらクリアしそうなんだけど横幅は無理。



いや、その前にカバンを縦横反対にしたら入るんじゃね?って。どうしてもそれ測るときに横は横じゃないとダメなの?中に液体でも入ってる?(そもそも無理やし)って並んでる人が全員思っているのに係員すら何も言わない。

それでも彼は頑なにカバンの中のものを調整してその器具に入れようとしてるんです。

パズルが苦手なのかな、などと話しているうちに彼は係員と何か交渉してゲートに入っていったので追加料金でも払ったんでしょうか(笑)。



それとゲート前でいつも思うこと。

ゲートが開くと人がゾロゾロ動き出して列を作るんですが、チケットを確認したりさっきのカバンの大きさをチェックしたりするのでなかなか前に進まないはずなのに、なぜだかラテン系の人たちと中華系の人たちは我先にと並んでるのは気質でしょうか?


偏見ではいけないと思って観察してるんですがわりと当たってるかと。僕らは列がそろそろ短くなってきたときに立ち上がるようにしています。どの道席は決まってるんですから。なんか僕の知らないメリットがあるのかいつも気になってますが今のところわかりません。





などと考えているうちにカターニア到着。

まずレンタカー屋のカウンターの場所を前もってチェックしてなかったので出遅れる!で、並ぶこと30分。(借りるのはいつもパレルモ。カターニアは初めて)

なかなか事務手続きが得意じゃないイタリアの状況は知っているので今更あせることはありませんが思ったより気温も高く不快な時間です。


ネットで予約してたし免許書などの確認くらいだから5分も掛からないだろうと思っていたらそうでもない。

最初から全部打ち込みなおしてるのはなぜ?と思いながら、口を挟むと仕事が増えるので黙ってました。


で、最終段階。今度は僕がその打ち込んだものを確認するのですがココから受付のお姉さんはぶっ込んできました(笑)。


『500(チンクエチェント・一番小さいヤツ)を予約されてますが、シチリアの旅を思い出深くするためにカブリオレのタイプもご用意できますが?一日たった20ユーロの追加で人気の可愛い車種はいかがですか?』

『保険は入ってらっしゃいますがこの場合だと免責として○○ユーロをお支払いにならないといけませんが、これだけ追加されますとすべてご心配がないのですがいかがですか?』
などと営業掛けてくるではないですか!


『仕事で来てるので可愛いはいりません』
『(結局免責を先に払っているだけではないんでしょうか?)結構です』

と断るんですがいろいろ他にも喰らいついてくるところが列を早く解消できなかったんだとわかりました(泣)。





大きい道を進むだけだから迷うことはないだろうと高を括っていたと思い知らされたのが今回のシチリア。

ナビもなく、地図すらなく、なんと舐めきっていた我々はWifiの用意すらせず。




カターニアの空港から出てすぐに困難に(汗)。


皆さんご存知ですか、行き先を示す看板に『右・パレルモ 左・パレルモ』と書かれているときの気持ち。



後になってわかるのですが、実は看板の色によって道の性格(国道・県道など)を分けているので知っている人にとっては何てことないのです。


久しぶりだったというのと助手席に座るナビゲーターの能力を過大評価していたのとでまったく反対方向に向かい、いや、いくらなんでも太陽のいる位置が違うと気付いたのは100km/hで30分ぐらい進んだ後でした(泣)。



それでも太陽の方向を信じた僕の本能が救ってくれてなんとか明るいうちに今回の宿、Bronte(ブロンテ)のB&Bへ到着。


慌しくチェックイン、シャワー、を済ませてさらに行ったことのないRandazzo(ランダッツォ)へ。


(続く)


画像がないのは余裕が無かった証拠です泣





令和元年7月イタリア旅行記~プーリア編④


7月21日(日) 12日目。(プーリア4日目)


今日はローマに戻ることしか考えていないのですが、昨夜に起こったある事件で少しだけ予定が変わりました。


前日海に行って洞窟で撮った写真が消えてなくなったというのは、実はクリスティアーノのiPhoneが突然緑の画面になってまったく動かなくなり、色々試しましたが諦めてApplestoreに行こうとなるんですがこんな田舎にあるわけがない(涙)。

ローマに戻ったら家の近くのショッピングセンターにあるというので帰るやいなやそこにいくから少し早めに出ようかと。







それでも朝から海に行くのはキャンセルしないんですけどね(笑)
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もちろんジャックもですが、今朝は妻もジュリオも不参加です。

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ジャックにはお気に入りの水溜りスペースがあるみたいです。

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一緒に入りたいけど怖くてココまでです(笑)。

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今朝は釣り客も。

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飛び込み見せるところが慣れてます。同い年なんですけどね。

3泊の滞在でご両親とは食事タイムしかお話できなかったし、名残惜しいのですがなんせApplestoreが閉まる前に着かないと(汗)






ずっと気になっていたのですが帰り際に記念に。

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今回の旅で出会ったもののひとつで今後の僕に重要な意味を持つ(?)のがこれ。
ローマのティベリーナ島にもあった『カッペリ(Capperi):ケッパー』の木?枝?です。


食事に出ていたときはそれほど気にならなかったんですが『これは絶対日本でも育てる!』と誓ったくらいです。

普段良く見かけるのはいわゆる『正露丸』のような見た目ですが、専門店なんかでは見られる軸のついたケッパーもたまに見かけます。

これがこの辺りでは『Cucuncio(ククンチョ)』といわれ、酢漬けではなく塩漬けにされて売られています。

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家の前の駐車場にまさに『生えてる』んです。


お母さんによると、蟻が種を運んでいく途中に落としていくから人間の仕事ではないとのこと。

近くの専門店でも聞いてくれましたが種も苗もありません。

何とか見つけて日本で育てます。






帰りは躊躇しないで一直線。止まる箇所も最低限で急ぎモードです。
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ヴェスヴィオ火山も東側から見ることが出来るとは。


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ぶっ飛ばしてきたので思ったより早く到着。Eurにあるショッピングセンター内のApplestore。


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Applestoreってどこでも同じような造りなんですね(当たり前か)。


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予約してなかったので少し待たされましたが、どうしてもこの日に手続きするか修理・復旧を試みたかった彼は色々ねじ込みました(笑)、大人しそうですがそこはイタリア人。


結論から言うと直ることはなく、しかし新品と交換できるというのですがここからが問題。


彼は世界中廻っているので購入したのがNY。アメリカで買った商品の代替品はアメリカから届いたものしか渡せない(驚)!


妙な理屈のようですがそう決まっているものは仕方がないので諦めたかと思ったらそうでもなかった(笑)。

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翌日からの東京のフライトをアメリカ行きに交代してもらって直接現地で交換することが出来るか(!)、帰ってから会社に問い合わせるからその可能性を確認していきました(結局諦めましたが)。


一応そこで出来ることはそれ以上無かったので帰ってシャワーして食事に行こうと。
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ショッピングセンターの横を通り過ぎる時、『あれがトッティの豪邸だよ』といわれたので振り向きざまに一枚(笑)。

みんなが知っているところに住んでいるのか、知られてしまったのか・・・行きませんでしたけどね(苦笑)。



翌日は僕らも今回のメインエベントの1つ、シチリア行き。

クリスティアーノの出勤が僕らのフライトの時間にばっちり合っていたので(もちろん調査済み)この日は彼の家に泊めてもらい、翌日車で乗せていってもらうことになってます。


明日は昼ごろのフライトですが、今日は長距離のドライブの後だし軽めに食事を済ませて翌日に備えます。
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とはいいながらこのあと家に帰って夜更けまでウイスキー三昧でしたが。



待ってろ、シチリア!


(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~プーリア編③


7月20日(金) 11日目。(プーリア3日目)

この日はゆっくり目にスタート。

朝ごはんを軽く取ってから昨日行こうと言っていたビーチへ。

我々に選択肢はないので言われるがままについて行くのですがどちらにしても岩場なんだろうしサンダルはつらいなぁ。
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『Porto Miggianoポルト・ミッジャーノ』
断崖絶壁の横から階段があるんですがなぜか封鎖されている(形だけ)横からみんな当たり前のように乗り越えていきます。
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何でこんなことになっているのかというと、もともと綺麗なビーチで人も多く来るので街としてもちゃんとした階段を作ったまでは良かったんですが、あまりにも断崖絶壁過ぎて崩れてくる心配が出てきたのでコムーネ(役所)としてはなんかあった時に責任取りたくないから『ココは封鎖されています。自己責任です。』の立場らしいのです。

どこも同じような感じですが見逃しているところがイタリア(笑)。

さて、結構難易度の高い降り口でしたがなんとかみんなで協力し合って降り立ったらこれがまたパラダイス!
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日本のように遠浅ではないのでいきなり足が着かなくなる怖さもあるのですが下が見えるのでそれほどでもないです。
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クリスティアーノは防水カバーのついたiPhoneを防水ケースに入れて片手を持ち上げながら泳いでました(どれだけ信用してないねん笑)。

そのお陰で小さい洞窟まで辿り着き、光の反射が青の洞窟!のなかで撮影会。(Grotta delle Ancore)

アルマーニ張りのポーズをとって写真を撮ったのですがこれが帰り際にまさかの・・・・・

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記憶に残って記録に残らず。また来いという事でしょうか。


ゆっくり目には来ましたが人も少なく快適だと思っていたのは束の間、どんどん人が降りてきます。

慣れている彼らはこの辺が潮時だとあっさり退散。
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近くに港というかボートの乗りつき場があるのでそこを一目見て、サラがビーチシューズを新調するので屋台を出しているお兄ちゃんのところで物色中、『もはや中国製のほうがクオリティ高くてこっちの中国製が8ユーロ、イタリア製が5ユーロ。どっち買う?』みたいなやり取りを楽しんで帰りました。








この日は僕たちが滞在している間に行われる一番大きいイベント、お父さんの友達が15人来て夕食を一緒にするとの事。そんなことに加われるのは一生ないことだと思って臨みます。


それには時間がたっぷりあるのでまずは昼寝(義務)からのちょっと観光的な場所へ。

ここがイタリア最東端にある灯台。人がいないのは名所としての知名度より地理的な問題かも。
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シチリアの最西端に行ったこともありますが特別な感じはしません(笑)。

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現地の観光ガイドにも載っているボーキサイト採掘場跡の人工池。
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有料の駐車場がある割には何もないのに人は結構来てました。
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妻はまったく興味を示しません(汗)。道の脇になってる野苺のほうが良かったみたいです(笑)。




夜の準備に少し不足があるらしく追加の買出しへ。
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ワインも余分に買っているということは相当飲む人たちなのかもしれません。

帰ってからも我々はすることがないのでモジモジしながらジャックのお相手。
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アペリティーヴォ用のスプリッツァもたっぷりと準備。
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ワインを冷やすようの氷も自作しているなんてなんて細かい男、クリスティアーノ。
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↑お母さんが調理をしているときに、『これは日本で買ってきてもらったとても便利な道具なの。もしまた見つけたら買ってきて頂戴(クリスティアーノは翌々日から東京へフライト予定)』って言ってたんですが結局見つけられなかったそうです。このアルミの穴の開いた使い捨てのグリル網、どこで手に入るかご存知の方いらっしゃったら教えてください。

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基本そんなに凝ったものは用意してなさそうですが量が量なのと何種類も窯で焼くので体力を使います。そこはクリスティアーノ、馬車馬のごとく動きまくりです。
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照明にこだわり、セッティングにもこだわり、みんなを満足させるために色々な種類の飲み物を用意して。



8時に来るといいながら全員が集合したのは9時半。それまでは食前酒を飲みながらつまみ食い。これがまた良く食べるしどれもこれも小麦粉ベース。お腹いっぱいにならないのでしょうか?結構高齢の方ばっかりですが・・・。
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ここでもイクヌーザ。ジュリオのストックから分けてもらいました。


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ご苦労様でした、婿殿。
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遅くなるかと思ってましたが高齢の方々の夜は意外にも早く終了しました。







日にも当たっていたので心地よい疲れが眠気を誘って穏やかにベッドへ入れました。


明日はまた長距離ドライブ。


(続く)









令和元年7月イタリア旅行記~プーリア編②


7月19日(木) 10日目。(プーリア2日目)


僕らがプーリアに入る数日前に凄い天候に見舞われたというのです。

https://bari.repubblica.it/cronaca/2019/07/11/foto/grandine-230985039/1/#1

『Grandine(グランディネ):雹(ひょう)』が降ったそうですがソフトボール大のものらしく車のフロントガラスが割れたりして凄い被害を受けたということ。
そんなことあるのかと思って調べてみたらこれ。

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ソフトボールは大げさにしても、記事に書かれているようにビリヤードのボール並みの大きさはあります。

こんなものが頭の上から降ってくるなんて信じがたいことですが実際に起こったそうです。

今回の旅では一瞬ゲリラ的な雨が降ったのを屋内で眺めていたぐらいで水に濡れることはまだ一度もありません。

滅多にないことが起こったのでまたすぐに繰り返されることはないだろうとは思いましたがちょっと不安になりました。




それでも翌日の朝は文句の付けようがないほどの快晴。

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地理的なことはわかりませんが、奥さんのサラは健康志向で朝の散歩を日課にしているのでそれについていくことに。
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約一時間ほど歩くことを前もって聞いていたのでどのくらいのものかは想像できます。

彼らの家からさらに南に行くこと約6キロ、直線距離なら5キロほどでしょうか、目的地はSanta Cesarea Terme(サンタ・チェザーレア・テルメ)、ちょっとしたリゾート施設がある小さい街です。
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途中色々この辺りの地形や歴史的な話などを交えながら、それでも一時間でそれだけの距離を歩くスピードで進んでましたので、カメラを持った僕は結構マジモード。
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それほど背の高くない塔があちこちに見られるのが昔この辺りに住んでいた人たちの生活の名残。
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保管庫の役割もあったそうです。

酪農をしている人たちが小屋、休憩所、別荘(?)的な目的で作ったレンガ造りの建物が廃墟となっていくつも点在していて、わりと立地として景色が良かったりするのですが住むにはかなり手を加えないと無理かも。
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道端に見られる草花なんかもあまり見ることのないものばかり。
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ミルト

もっと澄んだ空の日はアルバニアが見えるそう。その先はギリシャか。
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僕は携帯電話を持たずに(そもそも繋がらない)出てきたのですが、サラの携帯電話ですら繋がらないポイントもあったりとか、ここではぐれたら二度と帰って来れなさそう(一本道やがな)。
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疲れているクリスティアーノと朝の運動に興味のない妻は、車だったら10分も掛からないといって僕らが目的地に着いたときに連絡しろと。
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確かに景色を眺めている間に追いつかれました(笑)。

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いい汗かいてからの朝食ですが朝一からはこんなもんです。
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明日の朝はこの辺りのビーチ(砂浜はほとんどなし)に来るよといわれながらもこの日は家の向かいの岩場で泳ぐからと早々に退散。







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帰ってシャワーを浴びることもなくそのまま海へ。直線距離だと150mほどなのですが岩が歩きにくくて到着に10分ほど掛かるのです。
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ほほう、ジャックも慣れたもんです。
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日本で海まで5分のところに生まれ住んでいたにもかかわらず、あまり海に行くこともなかった僕は、ましてや砂浜しか経験のない軟弱なビーチ対応力(?)では完全に準備不足でした。
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それでも1度入ってしまえばそれはもう水は綺麗だし人はいないし最高に気持ちイイんです。


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この辺りの人たちは慣れているのでこんなことも平気です。

次に来ることがあれば絶対チャレンジします(怖)。





近いもんだからいつまでも海にいなくていいんです。小1時間過ごした後もはやお昼ご飯です。
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プーリアは黒ブドウ作りも盛んですがロゼワインも良く飲まれています。

軽めの食事を取った後はもちろん昼寝。

夕方またちょっとお出かけするまで(晩御飯。ここでも食べることしかしてません笑)休憩です。










ちょっと離れたところらしいのですが一応ちゃんとしたレストランなのでシャツを着用。
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ココでも看板犬がお出迎えしてくれますが早すぎて(笑)。

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7人のテーブル席でのディナーは見た目からして楽しそうでしょう?

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帰りもお見送りしてくれました。
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翌日はまた海に出かけるので早めに退散。


海、ワイン、ご飯、昼寝、ワイン、食事。


帰ってからの体重計が怖いです(汗)。




(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~プーリア編①


7月18日(木) 9日目。(プーリア1日目)

目的地に到着するまで7時間近く掛かるので一日仕事です。




一緒に行く予定のクリスティアーノはアリタリア航空のキャビンアテンダント、いわゆるスチュワート。

この日の朝6時にボストンから帰ってきてシャワーして一休みしたら出発したいから11時に待ち合わせよう、と。

何時間も寝てないのにそれからまた7時間も車運転するって大変だよっていうことで最初の一部分を僕が運転することに。




待ち合わせはLaurentinaの駅前。ただでさえ時間を惜しんで出発してくれるので遅れてはいけないと朝の出発は小学校の遠足並みに早く準備を済ませてテルミニ駅からLineaB(青い方のメトロ)。

予測不能な事態に陥っても大丈夫なように行動したお陰で余裕で到着。

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ほとんど荷物を持たずに(海行くだけだから)行動するつもりだったので鞄は1つだけ。

駅のどこで待ち合わせするとか言ってないのになんとなく会えるのがイタリアらしい。

クリスティアーノもキッチリしてるから予定より早めの到着。

挨拶もそこそこに早速ドライブ開始。

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前に会った時にはFiatの500(チンクエチェント)に乗ってたけど今回の相棒はこちら。

長距離なのでこの子の方が安定感あって助かりました。

Autogrill1

こちらの運転が慣れてないかも知れないと彼も気を使ってくれて自動車専用道路のパーキングエリアで交代。
前に会ったときには見下ろしていた息子のジュリオは15歳、もう見上げる高さに(汗)。

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晴れてて良かった(汗)。

結局200kmも運転しないうちに交代してしまったので彼にほとんど任せっぱなし。お疲れ様です。

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標識が出てきました、目的地の『Otrantoオートラント』が出てきましたが、さすが縦に長いプーリア、なかなか到着させてくれません(涙)。


ようやく到着して一番に迎えてくれたのがこの子、ジャック(犬)です。
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荷物を降ろしてシャワーを浴びてスッキリしてから早速夕食のスタート、前もって準備していただいてました(感激)。

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食事は海が見えるテラスで。なんと贅沢なシチュエーション。

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この先に見えるのがイタリア半島最東端。明日連れてってくれるそうです。

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夜が更けるのはまだまだ先、屋外でのシャンパーニュは格別。

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ダンディなお父さんと上品なお母様、そして手持ち無沙汰な感じの息子(笑)。

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おっと、この子も参加してます。

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今日は待ち合わせて、車運転して、シャワーしてご飯食べただけですが、充実感は半端ありません。





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この夜は『ストロベリームーン』の見えるアドリア海でした(酔っているのではなく、技術の問題です)。



明日は海(水着なし)!

(続く)







令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編⑧


7月17日(水) 8日目。

翌日からプーリアに行くので気持ちが落ち着かないわけではないけどあまりすることを入れずに過ごしたい日(どんな日)。


ということで、先日会ったモニカのお店へ。

彼らと食事をした翌日からトスカーナに小旅行に行ってくるといってたので、そのお土産をくれるから取りに来るように言われてたので厚かましくも行ってきました。

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黒を基調としたインテリアは彼女のイメージにぴったり。

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いくつかモチーフがあるらしく、見ているともしかして・・・というものもあります。

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お分かりでしょうか、いくつかは海底生物なんかを意識したデザインがあって、巻き貝やイソギンチャクやくらげなどからもインスピレーションを受けたと説明してくれました。

ですが、
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これはご想像にお任せします。本人に確認取りましたが、アレです(笑)。

Spazio Manassei Gioielli
https://www.spaziomanasseigioielli.com/

Via Bocca di Leone 31 Roma

ご興味あればお立ち寄りください。

個人的にはお店のデザインや構造のアイディアが面白かったのでそちらに興味があってそればかり見てましたが。

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お土産のビスコッティもゲット。



あとはいつものチョコレート屋とパンテオンの店を冷やかして早々に帰宅。

あ、今日も自転車で移動してました。
bici




そしてこの日のメインエベント、我らのローマのワインの師匠アンドレアとのお宝ワイン会。

もう説明するのも無粋なラインナップ。

quattrochampagne
polloelsa
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アンドレアの家族は元々トスカーナの人たちなのでそちらにも家があるということでこちらからもカントゥッチのお土産(何人分)。
cantucci

vinsanto
カントゥッチにはヴィンサントが欠かせないとマグナムで(何人の夕食・・・)。

言い表せないほどの歓待を受けて明日も早いので早々と・・・時計は2時を指してました・・・





明日はプーリア!


(続く)








令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編⑦


7月16日(火) 7日目。


曜日の感覚が無いまま過ごしていたので先日のブログの曜日が間違って書かれてました(ただの間違い)。

訂正しました、スイマセン。


何もしてなくても疲れる日が続いているのでこの日も体調を整える日に当てようと、『ガッツリでなく会える人』を決めて街に下りていきました(どんな決め方( ꒪⌓꒪))。

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始発には違いないけど住宅地を通る狭い道なので小さいバスが1台留まってます。運転手がいないのでエアコンも効いてないし外で待ちます。

家から徒歩3分、家を出てからもう30分近く経ってますがまだバスは出る気配なし。

それなりに出発時間を知ってるのか後から乗客が来ましたがそれでも我々を含め4人。

これがイタリア、こんなことで挫けていては生活できません。

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それでも木陰もあるし座るところもあるし待ち甲斐があります(笑)。


慌てることなく待ち合わせ場所に行くと先に来ていました。
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元上司のステファノ。

今は違う仕事をしているらしいので会えるとも思ってなかったのですがローマにいることをSNSで気付いて連絡してきてくれました。もう1人会いに来たいと言ってくれた友人もいたんですが、仕事の調整がつかず断念。


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日本に商材を送ってやるから商売しろ!と色々けしかけてきます。あれだけ一緒に仕事したのにまだ僕のことをわかって無いようで相変わらずな感じはなんとも表現できないのですが、まだまだお金儲けには飽きてない様子で安心しました(笑)。

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パンテオン近くの穴場のカフェ。ここも働いていたところですが色々あって今は前のオーナーはいません。


僕はこのあと夜まで予定をいれてませんのでぶらぶらとジェラートでも食べに行こうかとナヴォーナ広場方面へ。

この辺りの希望がややひねくれているのですが、『今風にイケた感じを出してないややショボいジェラート屋』に行きたいと言い出したのでココ。
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失礼な言い方をしましたが、昔からあるものすごく有名なジェラテリア。何十回も来てますが名前は知りませんでした。ナヴォーナ広場のすぐ近くにありますが良心的な価格と安定した品揃えでみんなから親しまれています。

その足でゴヴェルノヴェッキオ通りを散歩。

日本のネットニュースで話題になっていたティラミス屋さんを発見。買いませんでしたが(´Д` )
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もうココで妻は限界。帰って明日のために休むということで別行動。



僕はといえば次があるというもののまだ日が高いので夜の待ち合わせにも時間があるので再びパンテオンへ。




夕方のこの時間になると毎日来ているとの情報を真に受けたわけではないけどホントにいたこの男!
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アレッサンドロ、小柄なのでみんなから『サンドリーノ』の愛称で呼ばれているフリーカメラマン。

自由な生き方がイタリア人の中でも際立っていた彼は今農業に従事しているとのこと。

といっても経営者として走り回る毎日だそうで夕方のこの時間だけが彼のリラックスタイム。

『俺は今までPeroni(ペローニ:イタリアを代表するビールメーカー)の消費者として生きてきた(要はただの酒飲み)けど、今はPeroniが俺の消費者だ!』と、一瞬何を言い出したのかと思っていましたが、彼の生産している大麦をペローニ社に卸しているということ。ペローニ全部の大麦ではないと思いますが、彼の達成感は共感できました。



そんなこんなでウダウダしていたらいい時間に。

待ち合わせはココ。
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ティベリーナ島(テヴェレ川の中洲)のサン・バルトロメオ教会の前。

まるでデートの待ち合わせのような場所を指定してきたのはこの男、アレッシオ。
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アメリカ人の友人と少し説明しにくい仕事をしていたときに(笑)よく遊んでいた友人の1人。

中国語を操り、本の翻訳などを手がけていて日本の武道について訳したこともあるのでアジアの文化に精通しています。

ここでももう一人参加する予定だった友人が家族の事情で来れなかったのは残念ですが。



さてココで問題です。

これは何の花(植物)でしょう?

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正解は『ケッパー(イタリア語でCapperi:カッペリ)』です。

ティベリーナ島の中にある建物を囲むように組まれている岩の壁の間から生えているのにみずみずしくとても可憐な花が咲いている姿に思わず見とれてしまいました。

よく見ると実も成っているじゃないですか。植えてあるんじゃないので勝手に取っていっても大丈夫そうです。

しかも沢山あるし(笑)。


至る所にブースが立ち並び、イベントが準備され、夏の水辺を楽しむ人たちでいっぱいです。
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食後の散歩がてら川沿いをブラブラと。
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川の両側に立ち並ぶブースが延々続きます。
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なにやら座談会のようなものも
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帰りは車を留めてある所まで歩いたのですが結構ありました(T_T)。
その途中カンピドリオを抜けて
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ローマの象徴の狼像を見て(レプリカ)
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なにやらカメラを構える人だらけだと思っていたら月食だったそうで。ギリギリわからないくらい(笑)の写真。
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さて、明日はローマ前半最終日。

帰国前にもう一度戻ってきますがほとんど予定が詰まっていて自由なのは明日だけ。

それほど遅くなる前に帰宅です(23時30分着)。


(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編⑥


7月15日(月) 6日目。

この日は去年の夏に大阪に訪ねてきてくれたフランチェスコのお宅へ。

今後の行程で大きいスーツケースを持たずに国内移動したくて誰かに預けて行きたいのに、ローマに戻ってきた時みんなバカンスに出かけているんですが、彼に予定を聞くと大丈夫って。
預ける大きいものもあることだし足がないのでタクシーで行こうかと。

そこにトミーが、

『送っていってあげるよ~』

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素敵な提案を断るわけも無く、30分以上掛かると覚悟していたのが15分で到着。




確かに不便ではあるが車がある人にとってはたいした距離ではなく、むしろ閑静な・・・・・


ひと言で言うと『いいお宅』です(驚愕)。



最初に僕らがちょっとだけ日本の食べ物を準備するのであとは少しだけアシストしてくれたら・・・って言ってたのに
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もうこれだけ準備されてました(汗)。

奥さんのツィンツィアは一見厳しそうな感じもするけどとても素敵な女性。料理がプロ並みに上手だと聞いていた上に、キッチンには誰も入れさせない!と脅しを掛けられていたのだけど(笑)、好奇心も強く日本食の手順なんかも熱心に聞き入っていたので今回は許可を得て作業出来ました(笑)。


キッチンに入るといきなり目に飛び込んできたのがこちら、
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『常に誰かのことを考えて料理はするもの。でなければ食べることしか考えてないのよ、あなたは』・・・みたいな。



一方旦那のほうは飲み物専門で、暇なもんだからバンバン開けてくれる(笑)。一杯しか飲まないのに新しいのをどんどん開けるのを奥さんも何も言わないのはこういう家なのか・・・・ありがたく全部いただきましたよ(笑)。

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キッチンで飲み始めたのは良いけどまだ17時です(笑)。

最初にその日本食的なものを出した後はこれ。
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もうこれだけで満足なくらいですが食べ物もまだまだ続きます。

シャンパン好きのフランチェスコの渾身の1本。
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と思ったらもう一本(驚)、こんなに歓迎してもらっていたとは・・・・感無量です(涙)。
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ところがここでも終わりません。見たことない(飲んだことない)お酒が続きます。
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いいのかなぁ、これからまだまだ続くのにここで1番良い思いをしてしまって・・・と思っていたんですが・・・

(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編⑤


7月14日(日) 5日目。


今日は、最近ローマ市内で自然農法にこだわった農産物や畜産物などが売られているメルカートがあり、曜日ごとに会場が違うので今日はチルコ・マッシモの脇にあるところが開いてるからそこへ行こうと。


その食材で夕食を作ろうと、まさに一日掛けて『食べること』に徹する日です(笑)。

友人のトミーの車で快適に行くことが出来ました。
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友人もテンション高めです(笑)。

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メルカート・キロメトロ・ゼロ(Mercato Kilometro Zero)と呼ばれる、キロメトロ・ゼロ、すなわち生産者との距離がありませんよ(ゼロ・キロメートル)というネーミングなのでしょう、お洒落感もゼロですが素朴な感じのお店が一杯で楽しそうです。
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トミーはお腹が空いていたのかどうしてもココでピッツァ・ビアンカを買ってすぐ食べてました。

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われわれが色々言ってもこだわりが強いので買い物は彼らに任せました(笑)。


ココでは主に野菜と果物を購入したのでそれ以外のものを買いにスーパーマーケットへ。

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久しぶりのイタリアのスーパー事情を調査するために絶好の機会ですが、まず最初に衝撃の事実。

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パックの寿司が売られているじゃないですか!種類は当然ながら日本ほど豊富ではないにしても普通に並んでるところがなんとも異様。常識は変わるんですね・・・。

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激安のワイン。まさかと思ったらこれを爆買い(笑)

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今回の旅で一番飲んだのはこのビール、サルデーニャの『Ichnusa(イクヌーザ)』というビール。

無ろ過のタイプ(しかないのか?)で少し濃い目に感じるけど素朴なテイストで僕らの周りではプチ流行ってる感じ。

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真剣に話し合ってるように見えますが明日のヨーグルトの種類について討論中(笑)。

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日本のスーパーとの違いはレジにも。流れてきたものを自分で詰めます。

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車で4人で来たからいいものの全部運ぶのはひと苦労な量(汗)。特に安ワインが(笑)。

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帰ってからの準備やアペリティーヴォなど、書きたいことがいっぱいありすぎて無理(笑)。

二人の友人と家主の弟を加えて夕食が始まったのは22時。

また今日も食べることに関して費やしてしまった・・・想定内ではありますがちょっと胃が疲れてきたかも。

(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編④


7月13日(土)。 4日目。


今日の予定は洋服屋のヴァレリオとの食事。


『会って』『食べる』が今回のローマ滞在のすべて(笑)。

意外に体力が要ります。


ヴァレリオは家族で街のど真ん中にお店を経営していたのですが、店舗売りよりオーダー形式の受注製作がメインになったのでバカ高い家賃を払う市内のお店を閉めて一室で得意客や口コミのお客様だけの商売に転換して引越したところでした。

なので今回訪ねて行ったのはふつうのアパート。
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スペイン広場から5分ほどにもかかわらず、アラ・パチスの脇をテヴェレ沿いに行ったところにある街中のオアシス的な雰囲気のあるところ。

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今は仮の住居にもなっているので少しごちゃごちゃしてましたが、出てくるサンプルや生地などは誰もが知っているようなブランドのものばかり。

https://www.instagram.com/sartoria.castiello/
(ヴァレリオのインスタグラムアカウントです)

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オーダーのシャツも値段を聞いて思ったより安いので次回は作ってもらうことにしました。

一緒に出迎えてくれたのが一人娘のドミニク。
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おとなし目の子ですがお土産に渡した水に入れると形が変わるスポンジがいたく気に入ってくれたらしく、今すぐ1つだけ!とお父さんにせがんで許してもらったのですが気がつけば全部使ってました(笑)。ありがとうのハグをしてくれるところが可愛いです。

そして今のパートナーのモニカと合流してティブルティーナにあるレストランへ。(※このモニカが今回出会った人の中でも指折りの人物だったんです、また後日書くと思いますが)。

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魚も肉も、いかにもローマなテーブルになるメニューでお腹がはち切れそうになりましたよ、年甲斐もなく汗。

子供はちゃんと別腹を用意していたらしく、地元のジェラート屋さんへ。
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この時間でも?この時間だから?人でごった返してます。

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この日も結局食べにいっただけです(それでも早い時間に帰れたほう涙)。

(続く)





令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編③


7月12日(金)。3日目。

日付を入れておかないと忘れてしまいそうなので。



この日は友人の元の家(引っ越す前の)に2台の自転車があるので、それを使わせてもらう代わりに今の家まで持って帰ってきてほしいとのこと。

双方に都合が良く、なんていい提案なんだろう!と一緒に外出。

スペイン広場の近くにあった元家は直線距離だと3キロないくらいだけど、とにかく一方通行が多いのと曲がりくねった道の連続で、決して大げさではなく『気が狂ったようなスピードのバイクの運転』の後ろに乗せてもらいながら(2台で)行っても20分は掛かったかも(笑)。

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前の晩にありがたくも辛い(笑)歓迎の宴があったので昼は控えめにしたいと思っていたので昼ごはんを食べようという提案を丁寧に断り、またまたパンテオンの店でフルーツのみの昼食。
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なぜかパンまでついてくるサービス(笑)。

僕の自転車は友人が乗っている子供用のシートが取り付けてあるママチャリ、妻のは9歳の娘が乗っているマウンテンバイクです。9歳の女の子とサイズが一緒なんてちょっとびっくりしましたが(苦笑)
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この日の夜は僕と妻は別行動の予定。

妻は家で昔の友人を含め他の人と晩御飯。僕も昔の友人たちと外で会うので、一旦自転車を持ち帰って一休み。

昼間は暑いのであまりうろうろせずに体力温存のために一旦帰宅なのですが、それが出来るのも夜のスタートがそもそも遅いからなのですね(苦笑)。

4時くらいに戻ってシャワーを浴びて一休みしてから僕が家を出るのが20時頃。昼寝も出来る余裕です(笑)。

20時に僕も会ってみたかった妻の旧友にが来たのでその彼に会ってから出かけました。
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そのあと準備を始めたのが21時ごろ、食事が始まったのが22時半ごろだそうなので僕が帰った深夜1時ごろにやっと最後の人が帰ったくらいのダラダラ食事会だったみたいです(汗)。

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コレでも明日からの行動に向けて抑え気味の一日だったんです・・・・・


(続く)









令和元年7月イタリア旅行記~ローマ編②


ローマ2日目。

里帰り的な訪問を済ませておかないとココの親父は神出鬼没で会えない確率も高いことから、後で慌ててしまうのを避けるためまずはパンテオンへ。

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稀にいるコアなファンで覚えていらっしゃるかもしれません『俺のパンテオン』

パンテオンはどこからきてもここから入ります(笑)。


以前働いていたお店がじわじわ移転していくので行く度違う場所なんだけど今回は前回のとなりの物件(笑)。よく空いてたね、親父。

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行かないわけじゃないけどあまり意識して見ないパンテオンの裏側。

ここを通り抜けるとパンテオンの右後ろに出るわけで、そこからすぐの親父の店。

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安定のミケランジェロ68歳現役。予想外に会えたのに久しぶりなどとは一切感じさせず挨拶もそこそこ、ベスポーネ(大きいベスパって言う意味・正確にはベスパではない)で買出しに。

ローマにはしばらく居るので昔の同僚に挨拶してスイカで水分補給して我々も次のミッションへ。

(※注:ローマ・パンテオンにお越しの際は是非【Miscellanea:Via della Palombella 34】『休憩・待合せ等』に非常に便利でお安いお店です。軽食もあります。)

今日の一番の目的、専門学校時代のクラスメートのお宅へ。

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17年ぶりくらいでしょうか、なんとなくSNSを通じて繋がっていたのですがなかなか会う機会を持てず今回唯一彼が会える時間が取れたのがこの日の夕方。非常に個性的で感性豊かな彼のその後を見ることが出来て満足です。

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この窓からの眺めを切り取るためだけにココに窓をつけたということ。サンジョヴァンニ・ラテラーノが一望できます。

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部屋の装飾も相変わらずな感じで安心しましたよ、ルイス。

(続く)