オオサカジン

  | 北区

新規登録ログインヘルプ



店長も映画見る


生まれて初めて映画館に足を運んだのは鮮明に覚えている『ブルースブラザーズ』。

兄と2人で出かけるのも珍しいことで始まって10分ぐらいたったころに入場したのも覚えてます。
当時は2本立てというのが普通で、もう一本がなんだったか記憶にないのですが、とにかく始まって10分を見逃しているのでもう一回見ようと何の相談もなく2回目の途中まで居続けたのは兄弟ともセコかったんでしょうね(小学生)。

笑うところすらわからず、人が笑ってるからという理由で一緒に笑って兄貴に突っ込まれたのを覚えてます。田舎の子供らしいエピソードですが正直映画の印象はありませんでした。大人になってから何度も見たので今は好きな映画のひとつになってますが子供にはテーマがクールすぎたのかもしれません。


その後も映画館には何度も行ったのだけど好きだからというより『何となく』の理由だったような気もします。『時をかける少女』だとか・・・記憶が薄いのはそんなに興味が無かったからかもしれません。


そんなに興味が無かった映画も大人になるに連れ『デートの口実』になる世代ですからたまに行ってましたね、もちろん二人でしか行ったことありません、理由は聞かないで。

文明の利器『ビデオカセット』なるものを手にしたのも大学の4回生だったかな、彼女を家に呼んで映画を見てというなんとも当時の学生にありがちが不純な動機だったような気がしますが、不純な動機のためには投資額として結構なものだったので学生時代ギリギリに購入したんだったと記憶してます。


そんな過ごし方をしていたのでイタリア行ってからも、語学のために『ジャッカル(リチャード・ギア主演)』を見に行って全くわからず打ちひしがれただけ、まぁ渡伊3ヶ月経ってなかったから無理ないけど。テレビでやってる『ナンタラ劇場』みたいな映画もイタリア映画、ロベルト・ベニーニのコメディーばっかりやっててよく見たけど早口すぎてそれも映画を好きになるよりつらい思い出しかありませんや。

それでもいつの間にか言葉を理解できるようになってから映画館に行くようになったのはイタリアには日常生活に気軽な娯楽が少なかったからかもしれません。また、一緒に住んでいたルームメイトの影響もあるかもしれません。アメリカ人の家での趣味はレンタルして映画鑑賞、吹き替え無しだと彼らにとって見るものは結構あったと思います(奴等はイタリア語全然ダメ)。『ブロックバスター』というレンタルビデオ屋があちこちにあったので4年目ぐらいからは結構な頻度で借りていたかも。今思うと優雅な時間の過ごし方だったような(笑)。といっても向こうでのテレビはすっごく小さかったので(泣)。


最近は、というかここ3年ぐらいでそういう環境はガラッと変わりましたね。配信で見る映画(コンテンツ)が豊富なので借りに行く事もほぼありません。店が暇なときにチョロっと見るのも可能になってきました。イタリアのものも手軽に見ることも出来るようになるのは時間の問題かなぁ。といいつつまだそんなに充実してないのでしばらくは昔の映画で見損ねたものを漁ってます。今は伊丹十三作品。30年前には新人だった今の売れてる役者も多く出てるのは少しタイムトリップする感じ。今と比べるとやや安っぽい感じもするけど充分楽しめますね。


いい作品に触れることがこんなに気軽に出来るなんて、水野晴男がいたら(古)どう言ってたですかね(笑)。





今年でイチヂク9年目


店の前にあるイチヂクの鉢植えがあるのをご存知な方は割と常連さんですね。

イチヂク1

前の公園に桜を植樹する前からありますから店の備品(?)としては古株です。

8リットルくらいの鉢から12リットルと段々大きくして今の鉢(大体30リットルくらい)移し替えてきたのですが平坦な道のりではなかったのを聞かされたあなたは常連です(笑)。

3年目くらいから実を付けて(小さいのは初年度から付いてましたが食べられそうなくらいのもの)5年目くらいには20個くらいなってお客さんに生ハムイチヂクとして出したこともあります。

腰くらいの低い位置に横に広がるように枝を伸ばしていって順調に育っていたようにも見えていたんですが、店長のガーデニングの嗜好に合わせて花壇の『デュランタタカラヅカ』と『ローズマリー』との植え合わせが悪かったのか去年は結局一個も収穫出来ず仕舞い。絶対それが理由かはわからないままですが、経験からするとそれが原因かと。

ということで、今年の春に思い切って4度目の植え替えを断行。大きい鉢を置く場所、サイズ、形状などを考えると選択肢はあまりなかったのでやや納得は行かなかったものの今回の鉢にしたわけです。

移し替えたときに見た根の張り方が無残な状態だったのでダメ元くらいの気持ちで芽が出るのを待ってました。

↓結構太い幹になってたんですよね。
イチヂク3

ちょっと不安な日々が続きましたが根が伸び広がることを信じて水遣りを続けどうにか芽が吹き出し生存を確認したときはかなりホッとしました。それからは割りと順調で、双方に広がる枝の伸び方に違いはあるものの勢いがある葉のつけ方をしていたので今年は復活したかと期待に胸を膨らませていた6月でした。

↓添え木と元の幹の間に出てきた新しい幹
イチヂク2


7月の初旬、どうも勢いが止まったように感じたんのですが、幹の下のほうから元気そうな葉っぱが出てきたのでもうしばらく様子を見ようかと。伸び方によっては摘んであげたほうが樹全体のためになるかと思っていたらその勢いは目に見えて加速するわけですよ。しかも真っ直ぐ上に向かって!その勢いがすごすぎて元の幹まで栄養が回らないのか見る見る葉っぱがしぼんでいくし新しく伸びてきた枝(新幹?)が太くなってきて新旧交代の兆しが!
8月も初旬を向かえ、もはや主従関係(?)は逆転し、もはや鉢を支配してしまった新しい彼は人間の身長すら越えそうになってます^_^


そして肝心の実については着実に育ってきてます^_^。真っ直ぐの幹が唯一の心配ですが添え木して次期メインの幹を大事に育てて生きたいと心に決めたことをココに報告します( ̄^ ̄)ゞ。