オオサカジン

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こんな状況ですが前向きにイタリア語講座


世間ではニュースで僕が愛するイタリアのことがあまり好まない状況で目にするようになっていて心が痛みます。

家から出られないうえに情報もそれほど正確でないまま数日を過ごしているといろいろ疑心暗鬼にもなってくるようです。

今まで年に1,2回連絡してくるかどうか位の付き合いの友人からさえ毎日日替わりでメッセージが届きます。

それのほとんどが日本は特効薬があるから落ち着いているんじゃないの?もし効くのなら送ってくれないか?

等、藁にもすがるような悲痛なメッセージで僕も気分が滅入ります。


幸いにも知っている友人の中にはまだ罹患者はいませんが予断は許しません。


それでも毎日これだけのイタリア語が話されている動画が回ってくることもないでしょうからちょっと解説してみようかと。

※1番、3番、4番目に出てくる方々の言っていることを起こしました。間違っているところもあるかもしれませんがだいたいあってると思うのでご了承ください。

https://youtu.be/HWfpY-9ykeo



"Mi arrivano notizie che qualcuno vorebbe preparare la festa di laurea.Mandiamo i Carabinieri, ma li mandiamo con i lanciafiamme..."(誰か知らんが大学卒業記念パーティを催そうと計画しているという話を聞いたのだが、我々はそこに火炎放射器を持った憲兵隊を派遣しようと思っている)

恐ろしくドスの利いた声で話すのはカンパーニアのデ・ルーカ知事。本当に送りこめるわけはないのですが脅しの手段としてありがちな表現ですね(笑)。

『火炎放射器』なんて本気で思っているわけではないでしょうがイタリア人の例え方(ある意味冗談)の振り切り方の傾向がよくわかります。

"Ma dove cazzo andate a fare la fila alle poste per fare le ricariche, per fare prelievi agli sportelli. Dove andate con questi cani che c'hanno la prostata infiammata? Dovete stare a casa! Non avete capito che la gente muore, piu' di 400 persone al giorno stanno muorendo, Muorendo! E allora..."(どこに行こうとしてるん!?郵便局に携帯のチャージしに行くためか?ATMで金を引き出すためか?興奮した犬のようにどこに行こうとしてるんだ!?家にいろ!毎日400人以上の人たちが死にそうになってるんだぞ!死にそうに!)

興奮してますね。当然ですが過激な口調じゃないと緊張感も伝わりません。グアルド・ダディーノの市長です。
ricariche→単数形ricaricaは充電するという意味と、イタリアの携帯電話料金の支払いはプリペイドもあるのでそちらの意味のチャージもあります。前立腺という単語も普段の会話であまり聞かないのでこの機会に。

"Non e' previsto il ping pong, non potete giocare il ping pong,andiamo! Alla Playstation! Siccome io sono il Sindaco di questa citta', di citta' il decreto lo faccio rispettare io. Se ne deve andare adesso,non voglio nessuno.Tutti, dovete stare tutti a casa,deve andare a casa adesso, altrimenti viene la Polizia, e se la porta di peso a casa in questo momento. Andiamo!(私がこの町の市長だ!法令は私が順守させる!すぐに帰ってください!ここには誰もいてほしくない!みんな家に帰らないと!今すぐ!さもないと警察が強制的に連れ帰りますよ!)

若者相手に結構丁寧に話してますがだいたい同じことを言ってます。バーリの市長です。WiiでもなくXboxでもなくPlaystationなところが世代を感じさせる表現かもしれません。言われているお兄さんもボケた感じで向こうのわからずやな感じが聞き取れます。


"Non si puo' stare in mezza la strada, come volete vi devo spiegare, non si puo' stare! A casa! La mazza, le fidanzate con la mazza, ci vuole..."(ここに居てはいけません!なんと説明したらわかるんですか!ここに居てはいけません、家に帰りなさい!※※※が必要だよ、ほんとにもう…)

※のところを文字通りに訳すと『バットがいるよ、バットを持った恋人たちの…』ですがたとえの表現だと思いますので『追い払うための強いアイテム』ということでしょうか。市長の苦悩がうかがわれます。


もうね、5番目の人は興奮して方言で喋ってるので後半は聞き取れません(笑)。家から出られないから訪問美容師に来てもらおうとしていた人のことを怒っているのでしょうが、家から出なくても複数の人に接触している人が家に来ることを理解していない事に苛立っているのでしょう。

6番目の人は割とゆっくり丁寧に話してますのでわかる人も多いでしょうから割愛します。ご質問あれば受け付けます。




日本も今は大変な時期に変わりはありません。


彼らと同じように、危機感をもって『世界の試練』に静かに立ち向かうために少しだけ耐えたいと思います。


RIMANETE A CASA!!!!!






イタリア語でLINEスタンプを作ってみました


最近時間があったので前から思っていたことに着手して完成しました。

https://store.line.me/stickershop/product/11074552

LINEスタンプを作ってみたかったのですが構想がまとまるまでにかなり時間がかかりました(汗)。

思い起こせばもう7年前になりますが、其の頃からずっとしたためてきたことがやっと出来ました。


イタリア語と日本語をミックスして楽しく使えるLINEスタンプを作りました。

初めてのリリースなのでたくさんの人に使ってもらえたら第2弾もありかなぁと思ってます。

挨拶に使ったりする程度の数しか用意してませんがイタリア好きの方、関西弁のキャラも面白がってもらえる方、ウチのお店がある地域でやったイベントでこのキャラ(ちょっとデフォルメしてますが)を覚えてくれている方に楽しんでもらえたらと思います。

『こんなスタンプが欲しい』っていうリクエストがあればお気軽にどうぞ。画才に限界があるのでその辺りはご了承ください。

https://store.line.me/stickershop/product/11074552
↑ご購入はこちらのURLから

※画像は実際に使われているものです。

ミャオーネ






シチリアで交通違反切符切られました


カターニアからブロンテへ向かう途中の広めの自動車専用道路から地元の幹線道路に変わったあたりで、通り過ぎたときなんとなく白く光ったような気がして不安に思いながらもその日の宿にチェックインを急いでいたので、続く旅路を進みます(そもそもどうにもならないんですが)。



イタリアに住んでいると、違反(スクーター:モトリーノを所有)した時は後で住所に切符が送られてきます。その場で停止させられ切符を切る日本式のものはあまり見たことありません。なのでバックレる人もいましたが追跡されてとんでもない金額を請求されていた人も。

僕は一度進入禁止(時間帯で別れていたりするので間違えやすい)を入ってしまい違反切符を送付されたことがありましたが、郵便局で支払った記憶があります。支払いは何でもだいたい郵便局なので朝からすごく人が並んでます。午前はそれで終わるくらい(涙)。


外国から来た人の場合どうなるのかがはっきりわからなかったのですが、想像するに借りたレンタカー会社を通じて何か連絡が来るものだと思っていましたらやっぱりそう。ある日一通のメールが。



レンタカー会社からのメールは、要は『なんか来たけど私らに問合せしてもわからんからよろしく』ということが仰々しい文体でイタリア語と英語とで書かれてきます。

添付されているのが警察からの違反連絡書みたいなもの。始末書というか調書というか、正確になんて呼んでいいかわかりませんが『VERBALEヴェルバーレ』といいます。

VERBALE


こういった公的な文書は殆どが形式的な個所が多く、イタリア人にすら要点を見つけるのが難しいのですがどこでどんな違反をしたのかということはわかりました。思った通り最初に気づいたところのことでした。

違反をしてからこのメールが来るまで実際にどのくらいかかったかというと、2019年7月23日に違反があり、9月3日に発送され、メールが届いたのが10月2日でした。もはや早いのかどうかもわかりませんがいろんな方のブログなどを見てみると1年経ってから来た、半年経ってから来たなどと書かれているのでもしかしたら早いほうなのかもしれません。


ところがイタリアに住んでいる(もしくは近くにいる)ことが前提の通知書なので発行した警察署に本人確認書類と一緒に出頭しなさいと書かれており、そんな事が出来ない遠くに住んでいる人のためにお金を振り込んで終わり、というシステムは最初から考えられていません。かといってわざわざ支払いのためだけにイタリアに行くわけにもいかず送金するだけで済ませたいのですが肝心な支払方法が書かれていないのでどうしようもありません。メールアドレスが書かれているので問い合わせてみたのですがどのメールから送っても弾かれて返ってきます。海外からのメールやフリーメールがサーバーで受け付けてないのかと思いイタリアの友人から送ってもらうようにしようと、ある友人に連絡してみました。

割と返事の早いヤツなのですぐにメールしてくれたみたいなのですが彼のもとにも戻されてきたようです。そんなメールなら最初から書いておくなっ!とも思いましたがそこはイタリアの公務員に言っても仕方ないことはサルでもわかります。


そこで彼にお願いして電話してもらいました。

割とあっさり答えが返ってきたのですが海外からの送金の場合はIBANコードと言われるものが必要でそれが書かれた振込用紙のコピーが送られてきました。

振込用紙

内容だけ文字で送るんじゃなくって実物のコピーを送ってくるところがイタリアっぽいですがまあ分かればいいです。



海外送金についてはいろいろありますが手持ちの中では圧倒的に楽天銀行の送金が手数料が安いのでそれを利用します。

いくつか手続きしないといけないので今口座作ってすぐに振込できるわけではないのです。1日かかりましたが僕の場合はすんなり受け付けられたみたいです。海外送金はマネーロンダリングなどのこともあり、結構きっちり目的・用途などを確認されます。最大金額や頻度なども入力させられます。


イタリア滞在のある僕でさえ面倒だと思ったので普通の人にはもっと憂鬱だと思いますので参考までに。