オオサカジン

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ミラノ・サローネ(家具見本市)


国を挙げての催しというわけではないのですが春になるといくつかのイベントが思い出されます。


イタリアに行った2年目の春に初めて行ったイベント『サローネ』についてです。



最初は同じ学校の学生が行くというので『ローマからわざわざミラノに行くなんてなんてまじめな学生たちだ』

と少しテンションが低かったのですが周りのみんなに誘われるまま旅行気分で尋ねたのが最初です。

その前の年にミラノは行ったことがあったのですが、あまりいい印象はなく、寒くて暗い街だと思っていました。



中心街からもそんなに遠くはないのですが地下鉄に乗って少しいく、いうなれば幕張メッセのような展示会場

で行われる、世界で一番大きいといわれる家具メーカーの展示会です。ローマでもFiera(展示会場)で

見たことがあったのでそれの大きい版だと思って行ったのですが大き過ぎました(笑)。

何度も行くにしたがってポイントがわかってきて、どう回ればいいか分かりますが当時は必死です(笑)。

全部回らなければ、全部見なければと意気込んで行ったのですが一日で回れるわけがありません。

広さだけでなく出展数が多いので『見ただけ』になってしまいます。



しかも性質(タチ)の悪いことにそれだけで『サローネ』だと思っていたので時間配分、体力の配分を全く

考慮に入れてなかったので初日でずたぼろになってしまったのです(泣)。


説明しますと、『サローネ』は会場で行われているものももちろん重要なのですが、街中の色んなお店、

スペースで行われている『Fuori Salone(フオーリ・サローネ:サローネの外という意味)』のほうが

イベント的には楽しいものが多いのです。それも地図になっている冊子をゲットして回らなければならないくらい

大々的なものです。


(カッシーナミラノ本店も人でごった返していました。)

家具とは関係ないお店や飲食店、イベントスペースでの有名デザイナーの個展やショップ、もちろん夜の

お店のイベントも盛りだくさんでした。




この時期毎年4月の第一週ぐらいから1週間(いまはもっとかな?)ミラノの街は毎日がフェスタです。





Festa della Donna(国際女性デー)




今日は『Festa della Donna』(フェスタデッラドンナ・国際女性デー)です。

イタリアでは街中でミモザの花が売られ買われ贈られまくる日です(笑)。

日本の花屋さんに行っても知らないところが多かったのに驚きました。

なんにでも商売に結びつけるわけではないのですね(笑)。


そもそもそれは何かと。あまり日本では馴染みがないようです。

国際女性デー
 第一次世界大戦の頃からの女性の立場を確立するための運動が元になり、

1975年から国連が認めたということで37年の歴史は長いのか短いのか・・・

ヨーロッパ全域で行われている習慣だと思っていましたがイタリアだけなのですね、

ミモザを誰彼構わずプレゼントするというのは。


華やかなこの日の裏には色々切ない女性の歴史もあったのかもしれません。

日本でもこの日がもっとポピュラーになっていけば楽しいんですけどね。


ちなみに行きつけの花屋さんで仕入れの状況を聞いたとき、

『あんな花粉の出る花、この時期特に大変ですよ!』と一蹴されました(笑)。

なので今日当店に来られた女性にはカクテルの『ミモザ』を振舞います。

良かったらお越しください。



男性はもうじき来るホワイトデーのほうが気になりますか(笑)。