シチリアで交通違反切符切られました

コッポレッタ

2020年03月12日 16:39

カターニアからブロンテへ向かう途中の広めの自動車専用道路から地元の幹線道路に変わったあたりで、通り過ぎたときなんとなく白く光ったような気がして不安に思いながらもその日の宿にチェックインを急いでいたので、続く旅路を進みます(そもそもどうにもならないんですが)。



イタリアに住んでいると、違反(スクーター:モトリーノを所有)した時は後で住所に切符が送られてきます。その場で停止させられ切符を切る日本式のものはあまり見たことありません。なのでバックレる人もいましたが追跡されてとんでもない金額を請求されていた人も。

僕は一度進入禁止(時間帯で別れていたりするので間違えやすい)を入ってしまい違反切符を送付されたことがありましたが、郵便局で支払った記憶があります。支払いは何でもだいたい郵便局なので朝からすごく人が並んでます。午前はそれで終わるくらい(涙)。


外国から来た人の場合どうなるのかがはっきりわからなかったのですが、想像するに借りたレンタカー会社を通じて何か連絡が来るものだと思っていましたらやっぱりそう。ある日一通のメールが。



レンタカー会社からのメールは、要は『なんか来たけど私らに問合せしてもわからんからよろしく』ということが仰々しい文体でイタリア語と英語とで書かれてきます。

添付されているのが警察からの違反連絡書みたいなもの。始末書というか調書というか、正確になんて呼んでいいかわかりませんが『VERBALEヴェルバーレ』といいます。




こういった公的な文書は殆どが形式的な個所が多く、イタリア人にすら要点を見つけるのが難しいのですがどこでどんな違反をしたのかということはわかりました。思った通り最初に気づいたところのことでした。

違反をしてからこのメールが来るまで実際にどのくらいかかったかというと、2019年7月23日に違反があり、9月3日に発送され、メールが届いたのが10月2日でした。もはや早いのかどうかもわかりませんがいろんな方のブログなどを見てみると1年経ってから来た、半年経ってから来たなどと書かれているのでもしかしたら早いほうなのかもしれません。


ところがイタリアに住んでいる(もしくは近くにいる)ことが前提の通知書なので発行した警察署に本人確認書類と一緒に出頭しなさいと書かれており、そんな事が出来ない遠くに住んでいる人のためにお金を振り込んで終わり、というシステムは最初から考えられていません。かといってわざわざ支払いのためだけにイタリアに行くわけにもいかず送金するだけで済ませたいのですが肝心な支払方法が書かれていないのでどうしようもありません。メールアドレスが書かれているので問い合わせてみたのですがどのメールから送っても弾かれて返ってきます。海外からのメールやフリーメールがサーバーで受け付けてないのかと思いイタリアの友人から送ってもらうようにしようと、ある友人に連絡してみました。

割と返事の早いヤツなのですぐにメールしてくれたみたいなのですが彼のもとにも戻されてきたようです。そんなメールなら最初から書いておくなっ!とも思いましたがそこはイタリアの公務員に言っても仕方ないことはサルでもわかります。


そこで彼にお願いして電話してもらいました。

割とあっさり答えが返ってきたのですが海外からの送金の場合はIBANコードと言われるものが必要でそれが書かれた振込用紙のコピーが送られてきました。



内容だけ文字で送るんじゃなくって実物のコピーを送ってくるところがイタリアっぽいですがまあ分かればいいです。



海外送金についてはいろいろありますが手持ちの中では圧倒的に楽天銀行の送金が手数料が安いのでそれを利用します。

いくつか手続きしないといけないので今口座作ってすぐに振込できるわけではないのです。1日かかりましたが僕の場合はすんなり受け付けられたみたいです。海外送金はマネーロンダリングなどのこともあり、結構きっちり目的・用途などを確認されます。最大金額や頻度なども入力させられます。


イタリア滞在のある僕でさえ面倒だと思ったので普通の人にはもっと憂鬱だと思いますので参考までに。



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