お酒のあと
お酒を飲んだ後にラーメンやうどんを食べる人も少なくないと聞きます。
かく言う僕も経験あるので聞いただけではないのですが。
どちらかというと塩っ気の多いものを好む傾向にありますな、わが国民性は。
イタリアのお酒の後はちょっと違うものを欲しがります。
イタリアで初めて提案されたときの違和感は相当なものでした。飲みに行くというのも日本と意味合いが違ってくるのですが、深夜のコルネッテリーア(平たく言えばクロワッサン屋さん。砂糖がかかってたりクリームやチョコレート、この場合ヌテッラですがとにかく全部気が遠くなるほど甘い)に通うこと数え知れず。
僕がよく行っていたのはネオンもなければ看板も出してないので知らなければ辿りつこうにも無理なところ、しかも、住宅街で地下の工房を改装して作られたようなところなのでものすごく入りにくい(よそ者は入りづらい)雰囲気があるとこでしたね。夜の1時くらいから昼まで開いていたのかな?(朝方には色んなお店、BARに納入するのでものすごい数のコルネットたちが!)
今考えれば友人たちに車で連れて行ってもらうので彼らは〇〇運転でしたがお酒よりむしろそっちの方を楽しんでいるようでした。パスティッチェリーアといわれるところにも行くこともあります。深夜開いているところはBARと併設しているところで、これは比較的大通りや行きやすいところにもありましたが、喫茶店営業の延長のようなものです。深夜のコルネッテリーアの怪しさは(全部のお店がそうではありませんよ)日本人には理解しがたいかもしれません。大の大人が夜中に甘いのん食べながらなんですが。
冗談好きな友人はヌテッラがたっぷり入ったコルネットを注文して、わざと口の周りに塗りたくり、おかわりのコルネットを注文しに行きました。そして店主に『美味かったわぁ、もう一個頂戴。でも今度のは少しヌテッラ少なめに!』
面白いかは人それぞれです(笑)。
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